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【半田市】【阿久比町】【常滑市】基礎の劣化は塗装で防げる?基礎塗装完全マニュアル

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

本日は、お家の土台。基礎の塗装のお話です。

 

「基礎も塗装が必要なの?」「基礎の塗料は外壁を塗る塗料と同じで良いの?」というような疑問を持たれた方は少ないかもしれません。

屋根や外壁の塗装・リフォームとなると、面積が大きいので、どうしても「屋根」「外壁」そのものに目がいきがちですが、その「屋根」「外壁」を支えているのは「基礎」なのです。

今回は、知っているようで知らなかった基礎の役割、基礎の塗装の必要性についてご紹介いたします。基礎は決して目立つような部分ではありませんが、建物を守るためにはとても重要な部分です。

建物のメンテナンス、塗装を考えられている方はぜひ、参考にしてみてください。

1.基礎に塗装は必要か?

1-1.基礎の一番の役割は建物をしっかり支えること

そもそも基礎はなぜ必要なのでしょうか。基礎がないと建物はどうなってしまうのでしょうか。

基礎は、建物の重みを支える重要な役割を持っています。建物の荷重や外的要因で加えられる力(地震や強風)など、バランスを良く地盤に伝えるためのもので、地盤と建物をつなぐ重要な役割があります。

また、地面の湿気などから建物を守る役割も持っています。

基礎がないと建物の重みを支えるものがなくなり、また、地面の揺れが直接外壁に伝わったり、外壁に加わる力をうまく逃がすことができずに、建物の劣化を早めてしまう可能性があります。

建物を長く保たせるためにも、基礎も十分に長く保たせなくてはならないのです。

1-2.基礎を塗装するメリット

建物を守るために大切な基礎。それでは、その基礎を守るものとは何でしょうか?
それが「塗装」なのです。

ここでは基礎を塗装することで得られるメリットをご紹介します。

基礎塗装のメリット ・基礎の吸水性を抑える・防水性が高まる

・コンクリートの中性化を抑える

・美観性が高まる

・カビ、コケの発生を抑える

日本の住宅で主に基礎として使われているのは、コンクリートやセメント、モルタルが一般的になります。
コンクリートより以前は、木や石が基礎として使われていましたが、強度的な問題から徐々にシフトして行きました。

コンクリートやセメントは素材自体に防水性がありません。むしろ、吸水性が高い素材になります。
ですから塗装をすることで吸水性を抑え、防水性を高めることが出来るようになります。

さらにかびやコケの発生を抑え、基礎に色も付き、美観性を高めることも出来ます。

1-3.基礎を塗装をしなかった場合のデメリット

それでは続いて、塗装をしなかったことによって起きる可能性のあるデメリットについてご紹介します。

先ほども述べましたが日本の住宅の基礎は、コンクリートやセメント、モルタルが一般的で防水性がないということがデメリットです。

防水性がないと、水分を吸い込み、ひび割れにつながります。
コンクリートやモルタルは水分を含んだ状態で気温の変化により、乾燥と収縮を繰り返します。
その結果、ひび割れが発生してしまう場合があるのです。

そのひび割れ部分から、さらに水が浸入することで、鉄筋の腐食等を誘引し、基礎の構造安全性・耐久性を劣化させる大きな原因となるのです。
コンクリートはアルカリ性、空気中に存在する炭酸ガス、二酸化炭素が原因で中性化を起こします。
コンクリートが中性化することで、中にある鉄筋を腐食させてしまいます。
腐食した鉄筋は体積が膨張するため表面のひび割れを促進してしまったり、剥離、落下といったような劣化症状を引き起こします。

しかし、中性化しても問題が起きない場合もあります。それは鉄筋が入っていない「無筋コンクリート」の場合です。ですが、絶対に起きないとは限りませんので、
塗装することをおススメします。

 

 

2.基礎の種類と基礎専用塗料

2-1.基礎の種類は3種類

ベタ基礎
近年の住宅ではそのほとんどが、このベタ基礎を採用しています。
家が建つ予定の場所のほとんど全ての場所をコンクリートで覆い、面で支える基礎ですので、シロアリ対策にも優れているとされています。
また、不同沈下にも強く、施工の手間がさほど必要ではないことからも採用されることが多くなっています。

布基礎
住宅の外周や間仕切りの壁や柱が入る部分を中心に支えるのが布基礎です。
現在はベタ基礎が主流ですが、地盤がしっかりしている土地、既に丁寧に地盤改良が行われている土地であれば、この布基礎でも問題はありません。
上記のベタ基礎は家が建つ部分のほとんどをコンクリートと鉄筋で覆ってしまいますので、資材の面ではコストが高くなります。
施工の手間はベタ基礎よりもかかってしまいますが、資材を最小限に留めることができます。コンクリートや鉄筋の量が少なく済むので、基礎そのものが軽量となるメリットもあります。

独立基礎
建物の主要部分以外に基礎が必要となるケースがあります。
玄関ポーチを支えたり、デッキ部分を支える等、独立して支えが必要な部分に対して使用するものが独立基礎です。
これは独立フーチング基礎とも呼ばれ、家の作りによって必要となることがある住宅基礎です。

2-2.基礎専用塗料の種類

基礎を塗装する際に使用する「基礎専用塗料」があります。
外壁や屋根用の塗料が存在するように、基礎にも基礎用の塗料が存在するのです。

ここでは、基礎専用塗料の一例を紹介いたします。

【ガッツモルタルNo.1】日本ペイント株式会社

ガッツモルタル①
画像出典:http://www.dcm-ekurashi.com/goods/81055

住宅の基礎や塀に使用されるモルタル・コンクリート面・コンクリートブロック面に使用できる水性フッ素系着色吸水防止剤です。

塗装することで素材の質感を生かしたまま、新築のような美しさを復活させます。
また、優れた透湿性で基礎内部から染み出す水分を原因としたとした膨れ・剥離の発生を防ぎます。

フッ素配合による強力な耐久性(7~10年)が特徴で、雨水等の吸水を防ぎます。
また、カビやコケ、藻の発生、基材の中性化を防ぎ、美しい外観を長く保ちます。

【水性シリコン浸透ガード】日本ペイント株式会社

水性シリコン浸透ガード①
画像出典:http://store.shopping.yahoo.co.jp/paintshophimawari/np-sirikonsintougard-15kg.html

ガレージ壁や住宅基礎、住宅コンクリート壁に使用できる住宅コンクリート用浸透性吸水防止塗料です。

遮水効果、超薄膜化により、膨れや剥離の発生を抑えます。
吸水防止効果を付与し、水蒸気透湿性にも極めて優れているため、結露から建物を守ります。

また、シリコン・フッ素の保護膜を形成するため、基礎部の中性化防止の効果も発揮します。

【基礎ガード】菊水化学工業株式会社

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基礎ガードは微弾性機能を持っており、基礎のひび割れをカバーします。
また、ポリマーセメント系塗り材でありながら、白華を抑え、上塗りをせずに仕上げることができます。

さらにコンクリートの中性化を抑える機能、防水性、密着性も持っており、基礎ガードは水系のため、環境にも配慮した塗料です。

【ベースガード】株式会社アステックペイント

ベースガード
画像出典:http://astec-japan.co.jp/products/234

ベースガードを基礎に塗布することにより、ひび割れが起きた場合も塗膜がひびに追随し、表面に出しません。
ひび割れを表面に出さないことで、水の浸入を防ぎ、コンクリートの中性化を防ぎます。
また、防水性とともに透湿性も兼ね備えています。基礎は地面と接しているため、必ず地面の水を吸水します。
すると内側に湿気が発生し、膨れを起こしてしまう可能性があるため、それを外へ出す透湿性も必要となるのです。

また、耐候性試験3000時間(12年相当)をクリアした高い耐久性も兼ね備えた塗料です。

【フューチャーコート】株式会社 エイブル

フューチャーコート
出典画像:http://c.samidare.jp/kg/kg/?p=log&l=370700&c=2756

フューチャーコートも同様に弾性があり、表面にひび割れを出しません。
透湿性もあるので膨れを起こさず、モルタル仕上げのように白化や、しま模様を起こしません。
またモルタル仕上げだと落ちにくい泥汚れが、フューチャーコートでは水で洗い流すことができます。

3.基礎塗装のメンテナンスと費用相場

3-1.基礎に起こりうる劣化症状

上記でも触れてきましたが、ここで基礎に起こりうる劣化症状についてご紹介いたします。

劣化の種類 ひび割れ・剥離浮き

空洞化

表面気泡

サビ汁

変色

一番多い劣化症状の1つは「ひび割れ・剥離」でしょう。
基礎がコンクリートやモルタルの場合は、施工時に水分が入っており、施工後に乾燥収縮を起こすため、ある程度のひび割れは材料の特性から避けられない状態です。しかし、ここで出るひび割れはヘアクラック(髪の毛のように0.3mm以下の細いひび割れ)と呼ばれ、建物へそれほど大きな影響を与えるようなひび割れではありません。

ひび割れが起きてしまう一番の要因は「水の浸入」です。
1つは「雨水」です。雨水が基礎に浸入し、基礎内部の鉄筋を腐食させます。
腐食した鉄筋は酸素と結合し、膨張すると、それがさらなるひび割れや欠損を誘発してしまうのです。

さらに水の浸入は雨水だけでなく、地面からも起こります。それは地面の水分を吸収しているからです。
雨水の浸入を防止するために塗装をした場合、雨水の浸入は防いでも地面からの水の吸収は防ぐことができず、
むしろ表面の塗膜が基礎から湿気を逃がす邪魔をしてしまうことになってしまいます。
そうならないためにも、基礎用の塗料には「防水性」と「透湿性」が必要となるのです。

また、コンクリートの中性化や塩害、凍害が原因で起こる劣化症状として、鉄筋のサビによるサビ汁や変色もあります。

空洞化、表面気泡とは基礎部に空洞や小さな穴のようなものができる現象で、これは地盤沈下や施工の不良というものが原因に上げられます。

 

 

3-2.基礎塗装の費用相場

建物を長く保たせる、きれいに見せる。そのためにもやはり基礎の塗装は必要といえます。

基本的な塗装工事の流れとしては
①下地処理・高圧洗浄
②乾燥・養生
③塗装
④養生撤去・清掃
というような流れが一般的です。

基礎専用塗料の価格は
10,000~35,000円が相場です。
塗料の性能・容量によって幅は出てきますが、
この辺りが相場です。※最近の価格高騰により金額は上がりつつあります。

基礎の塗装工事に関しては、まれに屋根・外壁塗装の際にサービスでやってくれる業者さんもいらっしゃいますが、基礎の塗装にも手間はかかるため、基本的には㎡当たり3,500~4,000円と考えておくと良いと思われます。

まとめ

これまで「住宅の基礎は塗装しないもの」と考えられていた方も多いのではないでしょうか。

建物を守るために重要な役割を果たしている基礎。

建物を丈夫できれいに長持ちさせるためにも基礎のことまでしっかりと考えて、塗装を検討してみてください。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】塗装で陶磁器調模様の仕上げが得られるジキトーンカフェとは?

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

先日、日本ペイントから出ているジキトーンカフェという塗料でお客様の家を塗装させて頂きました。とても仕上がりが素敵になりましたので、今回はジキトーンカフェについてご紹介させて頂きます。

 施工前

 施工後

 

製品特長

  • 陶磁器の持つ質感を持つ仕上がりが得られます。
  • 幅広い意匠を演出します。
  • 耐候性、耐久性にすぐれています。

仕上がりサンプル

  • 平滑模様

    平滑模様

  • 凹凸模様

    凹凸模様

  • キャスト模様

    キャスト模様

※画面上の模様は下地の状態等によって、実際の模様とは異なる場合があります

製品詳細情報

樹脂 そのほか
水性/溶剤 水性系
1液/2液 その他
荷姿 20kg
素材 モルタル、コンクリート、ALC、押出成形セメント板、PC板
機能 高意匠性、ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆
適用下地 コンクリート、モルタル、ALC 等
色相 標準色(NJ-801A、NJ-802A、NJ-805B、NJ-823C、NJ-836C、NJ-845A、NJ-851A、NJ-855A、NJ-856A、NJ-857A、NJ-8 61A、NJ-862B、NJ-866C、NJ-871A、NJ-872B、NJ-873B、NJ-875B、NJ-877C、NJ-886B、NJ-887C)
施工方法
適:
万能ガン、リシンガン、タイルガン
希釈剤 水道水
工程 中塗り

用途

戸建住宅 マンション 教育施設/病院
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オフィス/商業施設/ホテル 工場/倉庫 鋼構造物
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ジキトーンの魅力1.天然石模様や陶磁器調模様を表現できる

ジキトーンの最大の魅力といえば、住まいの外観にまるで天然石や陶磁器のような風合いを与え、高級感と格調の高さを表現することが出来る事です。

カラーバリエーションも豊富で、住まいの個性をさり気なく表現しながらも、周囲の環境に調和します。

また、他の一部の塗料の様に”塗りました感”を醸し出すことなく、まるで新築の様な仕上がりにする事が可能です。

 

ジキトーンの魅力2.実際の石よりも費用を抑えられる

ジキトーンはシリーズによって施工価格に違いがありますが、大理石などの実際の石を使用するより費用ははるかに抑える事が可能です。

 

ジキトーンの魅力3.遮熱・断熱効果がある

ジキトーンに配合されるセラミック粒には、遮熱と断熱の両方の効果があります。

 

遮熱とは、太陽の光を反射することで受け取る熱の量を減らすことをいいます。セラミックは太陽光のうちで熱を放射する近赤外線の大部分を反射します。

 

断熱とは、断熱は伝わる熱の量を減らすことをいいます。熱を通しにくい素材で外側や内側からの熱の出入りを絶つことで、熱伝導率の低いセラミックには高い断熱効果があります。

ジキトーンの魅力4.耐候性・耐久性に優れている

日本ペイントの経験と技術を集めた樹脂・セラミック配合塗料のジキトーンには、季節による温度変化、大気による酸化などの外部要因に強く、劣化・変質しにくい性質があります。

 

ジキトーンの魅力5.低汚染性で汚れが付きにくい

ジキトーンシリーズは上塗りとしてトップクリアーを施すことにより、①汚れが付きにくく、付いた汚れが雨水で流れやすい②藻やカビが繁殖しにくい③紫外線をカットして耐久性が高まる、などの効果が得られます。

 

いかがでしたか?

こちらの塗料はあまり「塗りました候になるのが嫌だ」という方にピッタリの塗料で、仕上がりが、まるで新築の様な自然な美しさを演出する事が可能です。

ジキトーンカフェにご興味がありましたら、プロタイムズ半田店にお問い合わせください。

実際に見本を触って確認する事も可能です。

 

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】外壁カビの原因・発生しやすい条件・除去方法・除去費用まで全解説!

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

本日はよくご質問がある外壁のカビのお話です。

 

「外壁のカビは放置しても大丈夫?」
「自身で除去できる?プロに依頼するべき?」
「プロに依頼した場合、費用はいくらかかる?」

外壁にカビが発生してしまうことがあります。外壁のカビについてお悩みの方は、少なくないでしょう。

外壁のカビは発生したら早々に除去するのがオススメです。
なぜならば、外壁のカビを放置すると「外壁の傷み(劣化)を早めてしまう」「アレルギーなどの病気を引き起こす原因となることがある」といったデメリットやリスクがあるためです。このあたり、本章で詳しく解説いたします。

この記事では、
・外壁に発生しているのはカビ?(1章)
・外壁のカビの発生原因、発生しやすい立地条件(2章)
・外壁のカビを早々に除去すべき理由(3章)
・外壁のカビは自身で除去できる?プロに依頼するべき?(4章)
・外壁のカビの除去方法&費用(5章)
など、外壁のカビについて徹底解説いたします。

外壁のカビにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

1.外壁に発生しているのはカビ?

「外壁に発生しているこの黒い物はカビ…?」
「もしかするとカビではなく、コケか藻かも…?」
といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。

以下、外壁に発生しているカビの画像です。

[外壁に発生しているカビ]
緑色のカビ以外にも、黒カビや赤カビなどが発生することもあります。

カビ

実際のところ、外壁にカビが発生するのは稀(まれ)。外壁に発生しやすいのは、コケや藻です。そのため、「カビだと思っていたら、コケや藻だった」ということは、少なくありません。

外壁を見ても「カビかどうかわからない…」と方は少なくないでしょう。その場合、以下2章のカビの発生原因や発生しやすい立地条件を踏まえて考えると、発生しているのがカビかどうかわかるかもしれません。

 

2.外壁にカビが発生する原因は?発生しやすい立地条件は?

2-1.外壁にカビが発生する原因

カビの胞子は空気中を浮遊しており、外壁に付着することもあります。
(カビの胞子が付着した)外壁が、カビに適した環境であった場合、カビの胞子は発芽して、成長。どんどん増殖していくこととなります。

▼カビに適した環境とは・・・
・直射日光が当たらない
・湿気が多い
・栄養(有機物)がある ※汚れなど

つまり、外壁が上記の環境下にあると、カビが発生(成長&増殖)する可能性大というわけです。

上記の環境が整いやすい立地条件などについて、以下2-2にて解説いたします。

※ちなみに、コケや藻は、日光があり湿気が多い環境に発生しやすくなります。

2-2.カビが発生しやすい立地条件

以下のような立地にある外壁は、カビに適した環境となりやすいため、カビが発生(成長&増殖)しやすい傾向にあります。

[カビが発生しやすい外壁の立地条件]

・日当たりが悪い
北側の外壁、隣の建物に日光を遮られている外壁など

・風通しが悪い
住宅が密集している、隣の住まいとの距離が近いなどで、風通しが悪くなっている外壁

・田んぼ

・川の近くにある

・植物がまわりにある

また、カビの発生しやすさは、立地のほか、外壁の種類にも関係しています。
では、どんな種類の外壁にカビが発生しやすいかというと、凹凸のある外壁です。外壁に凹凸があると、外壁に雨水や汚れが溜まりやすいため、カビに適した環境になりやすく、カビが発生する可能性が高まるのです。

・凹凸のある外壁
リシン、スタッコなどの吹き付け塗装が施されたモルタル外壁
リシン
リシン

スタッコ

凹凸のあるデザインのサイディング外壁

また、劣化の進行した外壁は、カビが発生しやすい傾向にあります。なぜならば、外壁は劣化が進行すると、汚れやすくなるためです。2-1でご紹介した通り、汚れなどの有機物があることでカビは発生しやすくなります。

※カビは外壁以外にも、屋根や軒天、外壁のシーリング(コーキング)などに発生することもあります。また、雨漏りが発生している(住まい内部に雨水が浸入している)場合、住まい内部にカビが発生してしまうこともあります。

 

3.外壁のカビは早々に除去すべき

外壁のカビは、早々に除去することをオススメします。
なぜならば、外壁にカビが発生していると、以下のデメリットやリスクがあるためです。

・見た目が悪い
多くの場合、時間の経過とともにカビは外壁に広く増殖していきます。そのため、長く放置すればするほど外観の見た目は悪くなります。

・外壁の傷み(劣化)が早くなる
どんな外壁も時間の経過とともに、少しずつ傷んで(劣化して)いきます。外壁にカビが発生すると、この傷みの進行スピードが早まることになってしまいます。場合によっては、カビが根を張り、本来の耐用年数よりも早々に外壁がダメになってしまうこともあります。

・アレルギーなどの病気の原因となることも
カビはアレルギーなどの病気を引き起こす原因となることがあります。

・長く放置すると、完全に除去するのが難しくなることも
カビは長く放置すると、カビが深く根を張るなどして、完全に除去するのが難しくなることもあります。そのため、カビの除去は早めに越したことはありません。

4.外壁のカビの除去は自分で可能?プロに依頼するべき?

外壁に発生したカビの除去は、プロの業者にお任せするのがオススメです。
その理由は、以下の通りです。

[外壁のカビ除去をプロに依頼するのがオススメな理由]

・カビを除去する時に、外壁を傷つけてしまう可能性があるため
カビの除去方法については以下5章で解説いたしますが、知識のない素人がカビを除去しようとすると、やり方や力加減などを誤って外壁を傷つけてしまうことがよくあります。

・カビを完全に除去するのには専門知識が必要なため
自身でカビを除去した場合、「キレイに除去できたと思っていたのに、早々に再発してしまった…!」ということがよくあります。実は、カビを完全に除去するのは難しく、専門的な知識を必要とするケースが少なくありません。
自身で除去しきれず結局はプロに依頼をすることになれば、時間や手間が無駄になるだけでなく費用も余計にかかってしまう可能性大。再発のリスクを考えると、最初からプロにお任せしておいた方が賢明というわけです。

・(高い場所にカビが発生している場合)高所作業は危険なため
外壁の高い場所にカビが発生している場合は、カビを除去するのに高所作業が必要となります。高所作業は墜落・転落のリスクがあり大変危険な作業です。脚立などを利用しての作業など、もってのほか。高い場所にカビが発生している場合は必ずプロに依頼をしましょう。

 

…とはいえ、「自身でなんとかカビを除去したい…!」という方もいるでしょう。
以下のチェックポイント“すべて”にあてはまる場合は、自身でカビを除去することができるかもしれません。
☑狭い範囲(部分的)にカビが発生
☑カビの発生が初期段階(さほどカビが進行していない)
☑外壁がまだ新しい(外壁の劣化が進行していない)
ひび割れがある、塗膜が膨れているなど、外壁に何らかの劣化症状がある場合は、除去作業によって外壁を傷つけてしまう可能性があるため、プロに依頼をするのが賢明です。
☑地面から手の届く場所にカビが発生

上記1つでも当てはまらないチェックポイントがある場合には、プロに依頼をすることをオススメします。

※自身でカビを除去する方法については、5章の最後にてご紹介しております。

5.外壁のカビを除去する方法&費用

プロの業者に依頼した場合、「高圧洗浄」もしくは「バイオ洗浄」でカビを除去するのが一般的です。

●高圧洗浄

高圧洗浄機を使用し、強い水圧で外壁を洗浄します。
軽度のカビの場合は、高圧洗浄を選択することが多いです。

費用相場:200~300円/㎡
※一般的に洗浄に使用する水は水道水を利用します。水道料は施主(家主)負担となります。高圧洗浄にかかる水道料の目安は1,000~2,000円程です。外壁の大きさやカビの進行具合等によっては、上記よりも水道料がかかることもあります。
※足場を建てる場合は、別途、足場費用がかかります。

 

●バイオ洗浄(高圧洗浄+薬剤)

高圧洗浄だけでは除去できないほどにカビが進行している場合は、バイオ洗浄を選択することもあります。バイオ洗浄では、高圧洗浄機+カビに効果を発揮する薬剤で外壁を洗浄します。

費用相場:500~800円/㎡
※一般的に洗浄に使用する水は水道水を利用します。水道料は施主(家主)負担となります。バイオ洗浄にかかる水道料の目安は2,000~4,000円程(薬剤塗布前・最後の洗い流しの2回洗浄をするため)です。外壁の大きさやカビの進行具合等によっては、上記よりも水道料がかかることもあります。
※足場を建てる場合は、別途、足場費用がかかります。

バイオ洗浄には薬剤を使用しますが、この薬剤が植物にかかると枯れてしまうことがあります。そのため、庭に育てている植物がある・近隣の庭が近いなどの場合、業者は特に念入りに養生(水や薬剤が飛散しないように洗浄しない面を養生シートなどで覆うこと)をしてもらいましょう。大切にしている植物などについては、事前に業者に伝えておくと安心です。
また、家の外でペットを飼っている場合にも悪影響が及ぶ恐れがあるため、洗浄中はペットを避難させるなどの対応が必要となります。

※「高圧洗浄とバイオ洗浄のどちらを選ぶべきか」は、カビの発生状況、カビが再発しやすい環境かどうか、外壁の状態などによって異なるため、業者とよく相談をして決めてください。


バイオ洗浄をしても、外壁がキレイにならないこともあります。
外壁深くにまでカビが進行している場合などは、カビの根などを落としきれず、カビの跡が残ってしまうことがあるります。

カビの跡が残ってしまった外壁をキレイにするのには、
・漂白効果のある薬剤を使用する
(漂白効果のある薬剤を使用すると、外壁が少なからず傷むため、あわせて外壁塗装をするのが一般的です)
・外壁塗装をする
という方法があります。

[自身でカビを除去する方法]

自身でカビを除去するならば、まずは水洗いを試してみるのが良いでしょう。カビが発生している外壁箇所を水で濡らしやわらかいスポンジなどで軽くこすって、流水で洗い流します。強くこすると外壁を傷めてしまうことがあるため、力加減に注意が必要です。

それでもカビが除去できない場合は、専用の薬剤を使って除去してみるのも一つの手。専用の薬剤はホームセンターやネットショップで購入できます。専用洗剤を使用しての洗浄については、各製品の取り扱い方法等を確認して行なってください。

[専用洗剤の例]

●TO-PLAN(トープラン) キエール コケ・カビ

出典:amazon

●茂木和哉 屋外用 コケ ・ カビ取り

出典:amazon

※スチーム洗浄は使用不可です。
※素人が高圧洗浄機を使用すると、加減や水のあて方を誤って外壁を傷めてしまうことがあるため、(高圧洗浄機の)使用はオススメできません。特に傷つきやすい、窯業系サイディングや金属サイディング、トタンなどの外壁の場合は、高圧洗浄機を使用するのはやめておいた方が無難でしょう。
※無理にカビを除去しようとすると、外壁を傷つけてしまう可能性があります。上記方法で除去できなかった場合は、プロの業者に依頼しましょう。

6.カビが再発する場合⇒外壁塗装も一つの手

上塗り

「何度カビを除去しても、また再発してしまう…」という場合は、外壁塗装をするのも一つの手です。外壁塗装をすれば、カビ再発のリスクをぐっと抑えることができます。

外壁塗装の流れ(一部抜粋)
▼高圧洗浄orバイオ洗浄(+α、漂白効果のある薬剤を使用する場合も)
▼下地処理(補修)
▼養生
▼塗装

洗浄でカビを除去した後、外壁塗装をすることで経年劣化している箇所の補修もできます。一新した外壁は汚れがつきにくくなるため、カビも発生しにくい状態となるのです(劣化の進行した外壁は、カビが発生しやすい傾向にあります。※2-2)。

ちなみに、一般的な塗料で外壁塗装をしてもカビ再発を防ぐ効果はありますが、以下の塗料を使用すると、より再発しにくくなります。
・汚れにくい塗料(低汚染塗料など)
低汚染塗料などの汚れにくい塗料で外壁塗装をすると、外壁は汚れが付着しにくく付着しても雨水で洗い流されやすくなるため、結果としてカビも発生しにくくなります。
・防カビ効果のある塗料&添加剤 ※添加剤は塗料に混ぜて使用する
防カビ効果のある塗料や添加剤を使用して外壁塗装をすると、外壁はカビが生育しにくい環境になります。

また上記5章でお伝えした通り、「カビ跡が洗浄だけでは落とせない…!」という場合にも、外壁塗装をすると良いでしょう。外壁塗装をすれば、外壁をすると新築時のようにキレイよみがえります。

外壁塗装の費用相場
80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)

 

 

まとめ

外壁のカビについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

まずは、外壁に発生しているのがカビかどうかを確認しましょう。外壁にカビが発生するのは稀(まれ)なため、もしかすると、カビではなくコケや藻かもしれません。

外壁に発生したカビは早々に除去するのがオススメです。外壁のカビを放置すると、見た目が悪いだけでなく、外壁の傷み(劣化)が早くなる、アレルギーなどの病気の原因となるといったデメリット&リスクがあります。

外壁のカビの除去はプロに依頼するのが良いでしょう。除去方法や費用についてもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。カビを除去しても「何度も再発する」「カビ跡が残る」といった場合は、外壁塗装をするのも一つの手です。

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