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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁塗装の色選びを失敗しないポイント!

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの城坂です 😆

外壁塗装の色選びを失敗しないポイント!

外壁塗装を決めたはいいが、自分の家はどんな色があうのかイメージが湧かずに悩まれていませんか。

外壁塗装を行うためには、「塗料の種類」「塗料の性能」「色味」「艶感」「金額」など決めなければいけないことが多くあります。その中でも特に色選びに関しては、自分が気に入る外観にしなければいけないため、多くの方が悩まれます。

色選びはただ自分が好きな色にすればいいわけではなく、家の形や近隣の家との調和など様々なことを考慮し進めていかなければいけません。

外壁塗装の塗替えサイクルは約10年が目安と言われています。
もし気に入らない仕上がりになってしまうと10年間我慢しなければならないことも。

そのような事にならないためにも、まずは自分のお家にどのような色にしたいのかイメージすることが大切です。

今回は、実例を交えながら外壁塗装の色選びについて紹介していきますので、ぜひイメージを広げるために参考にされてください。

1.施工事例を参考に、選ぶ色のイメージを膨らませる

1-1. 外壁塗装の施工写真

実際の外壁塗装の施工物件を紹介します。

実際の施工事例を見て、イメージを膨らませましょう。イメージを膨らませておかないと、出来上がりとイメージがかけ離れてしまい後悔してしまう場合があります。

まずは自分の中で色というものをインプットし、色を選んでいきましょう。

外壁色:ホワイト系

外壁色:ブラウン系

外壁色:クリーム系

外壁色:グレー系

外壁色:ベージュ系

外壁色:ブラック系

外壁色:グリーン系

外壁色:ブルー系

 

外壁色:濃いブラウン系

1-2.最新の外壁人気色をチェック

次に、塗料メーカーが出している人気外壁色10色を紹介します。人気色を知ることで、更にイメージしやすいのでこちらも参考にしてください。

2020年外壁塗料の人気色
外壁では数年の間、ほぼ変わりなくブロークンホワイトなどの白やベージュのナチュラル系の色が選ばれています。

 

2.外壁の色は、汚れやすさ・色褪せ等も考慮して選ぶべし

せっかくお家をおしゃれに塗り替えたのに、年月が経つにつれて汚れが目立ってきたり色が褪せてきたり、色を選ぶ段階で知らなかったが故に後になって後悔する人も多いようです。色によって程度を小さくすることができるということを知っていれば後悔することを避けることができます。

2-1.グレー系やクリーム系の外壁は汚れが目立ちにくい、白や黒は汚れが目立ちやすい

外壁の汚れの目立ちにくさは、外壁の色が汚れの色と同系色かどうかによって決まります。

外壁の汚れには様々なものがありますが、砂や土埃、煤煙、黄砂など、汚れの色のほとんどが中間色(薄茶・黄土色・薄緑系)です。

ですので、グレー系やクリーム系の外壁であれば、汚れが付着しても色が同化するため汚れがあまり目立ちません。

外壁色:クリーム系

外壁色:グレー系


反対にスタイリッシュな印象に決まりそうな白や黒の外壁は、実は汚れが目立ちやすい色です。白だと汚れが目立ちやすいのはイメージができると思います。

しかし、何故黒も汚れが目立つのか?と疑問を持たれると思われますが、黒い外壁に白い汚れがついてしまうと目立ってしまうからです。黒だからと言って汚れが目立たないわけではありません。

グレーやクリーム系では汚れが同化してしまい目立ちにくいが、白や黒では汚れが目立つ。

グレーやクリーム系では汚れが同化してしまい目立ちにくいが、白や黒では汚れが目立つ。

住宅の外壁は塗られた瞬間から劣化が進行するだけではなく、汚れも付着します。特にお家が幹線道路沿いある、近くに川や湖がある場合は外壁が汚れる速度も早く見栄えが悪くなりやすいです。

2-2.鮮明な色は色褪せしやすく、落ち着いた色は色褪せしにくい

赤や青などの原色に近い鮮明な色は色褪せしやすく、クリーム系などの落ち着いた色は色褪せしにくい傾向にあります。
色褪せとは、経年によって塗装直後の色相と異なってくる現象のことを言います。

色褪せがひどく、美観を損ねてしまうとすぐに塗り替えを行いたくなる方もいらっしゃいます。
色褪せしにくい色を選ぶことはとても大切です。

色褪せの原因は、主に太陽光の紫外線によるもので、塗料に含まれる顔料が紫外線のエネルギーによって劣化することで、本来の色から色相が変化します。

劣化速度の違いは、塗料に色を着けるために使用されている顔料の種類によって生じます。顔料には大きく2種類あり、無機顔料と有機顔料に分けられます。

無機顔料 有機顔料
色合い 落ち着いた色 鮮やかな色
紫外線に対する強さ 強い 弱い
色褪せやすさ 色褪せしにくい 色褪せしやすい

通常、無機顔料と有機顔料を併用して使われることが多く、その塗料にどちらの顔料が多く使われているのか見るだけでは分かりません。一般的に、鮮やかな色は有機顔料の割合が多いために色褪せしやすく、落ち着いた色は無機顔料の割合が多いために色褪せしにくいと言われております。

詳しく知りたい方は、塗装店にどちらの顔料が多く使用されているのか聞いてみてください。

2-3.外壁の色は室内の温度にも影響する

黒や紺などの明度が低い色は、建物の構造等によって異なりますが室内温度まで高くなる場合があります。

色が与える影響は、汚れやすさや色褪せなどの目に見えることだけではありません。実は外壁色は、室内の温度にも影響する場合があります。皆さんも、黒い洋服を着ていると太陽光の熱を吸収してしまい熱くなってしまった、という経験をされたことがあると思います。外壁においても例外ではありません。

白などの明度が高い色は太陽熱をあまり吸収せずに反射し、黒などの明度が低い色は太陽光の多くを吸収してしまいまうため、明度が高い色よりも低い色の方がエネルギーを吸収し外壁の温度上昇に繋がります。その結果、外壁の熱が室内にまで伝達し、室内の温度が上昇しやすくなります。

遮熱顔料を用いて太陽光を反射させるという方法もありますが、明度が低い色を避けることで太陽光を効果的に反射することが可能ですので、ぜひ参考にされてください。

 

3.色選びの注意点

次に、色を選ぶ上での注意点をまとめましたので紹介致します。

3-1.色見本は大きいものを使う

面積効果に注意

塗料メーカーでは、塗料ごとにそれぞれの色見本を作成しています。色見本から色を選んで外壁に塗っていくわけですが、ここには注意点があります。それは面積効果です。面積効果とは、面積が小さいものと大きいものでは色の見え方が異なる現象のことをいいます。

色見本で選んだ色でそのまま外壁を塗装した後見てみると、明るい色はより明るく、暗い色はもっと暗く感じてしまうため、イメージしていたものと違うために後悔する人も多いようです。

このようなトラブルを避けるためにも、施工店にA4サイズくらいの大きめの色見本を用意してもらったり、実際に塗装する外壁で試しに塗ってもらったりすることを推奨します。

通常の色見本帳は各色がチップサイズ

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A4版色見本帳

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光源によっての色の見え方が違う

色の見た目は、光源によっても全然違うように見えてしまいますので、色見本は必ず屋外でみるようにしましょう。蛍光灯の下で見る色と、太陽光の下で見る色は異なります。当然、外壁を見るのは太陽光の下ですので、外で確認する方が良いです。さらにいうと、天気や時間帯によっても変わってくるので様々な環境下で確認してみましょう。
同じ塗膜でも環境によって見える色が違います。

3-2.艶感

外壁を塗り替えする際に意外と忘れがちなのは艶感です。艶には大きく分けると、艶有りと艶消しがあります。艶感で家の印象は大きく左右します。決してどちらを選ぶのが正解などということはなく、好みです。

艶有りと艶消しの比較を見たい方はこちらをご覧ください↓

3-3.周りの景観についても考える

自分の家だから自分の好きな色で塗りたいと考えられがちですが、その街の景色や雰囲気にも配慮することも大切です。近隣の空気感と著しく異なるような色選びは周りから反感を買う場合もあります。

周辺の家の外壁の色に合わせてうちも必ず同系色にしなければならない、ということではありません。選ぶ色が浮いた色にならないように注意することが必要です。

また、一部の都市によっては地方自治体から景観形成のガイドラインを発行しているところもあります。一度お住まいの地域の自治体に、ガイドラインがあるか確認してみましょう。

3-4.カラーシミュレーションの注意点

最近では、外壁の色を決める際にイメージしやすいようにカラーシミュレーションが用いられることが多くあります。カラーシミュレーションは、コンピュータ上で自分の家に好きな色を何度でも試着させることが可能な便利なソフトです。

様々なパターンを比較できる便利なツールですが、モニターや印刷する紙などによって見え方にバラつきがあることから、カラーシミュレーションだけで判断するのは危険です。何度も施工店と打ち合わせを行い決めていくことが大切です。

カラーシミユレーションを使用される際は、以下を参考にされてください↓

 

4.ワンランク上のデザイン性の高い外壁塗装

2章・3章では、色の特徴について紹介してきました。ここでは、単に塗装するだけでは物足りない方、オシャレな外観を作り出したいと考えられている方向けに、外壁を1色で塗り替えるだけではない様々な塗装方法について紹介します。

外壁の色の塗り方には決まりはなく、希望を施工店に伝えれば希望通りに塗ってくれます。

ツートンカラー塗装

外壁を2、3色の色で塗り分けることで、印象を華やかにすることができる塗装です。外壁の上下で色を分けたり、セパレーションカラーを用いたりすることでお家の印象ががらりと変わり効果的です。また、縦に色を分けるツートンカラーを取り入れるとスタイリッシュな印象を与えることもできます。

色を塗り分けることによって印象ががらりと変わります。ツートンカラーは色の掛け合わせや色の区切り方が難しいので、詳細を知りたい方は下の記事を参照されてください。

多彩仕上げ塗装

色と柄を組み合わせることで、上品な仕上がりを演出できるデザイン性の高い塗装です。サイディングの凹凸で色分けすることができますので、今のサイディングの柄をそのまま残したい方におススメです。

一色の塗りつぶしでのっぺりした仕上がりではなく、2~3色を塗り重ねることで表現の幅をグッと広げることが可能です。


一色で塗りつぶさずに色を組み合わせることで元々のサイディングの表情を残すことが可能です。

天然石調塗装

多彩な塗膜のチップを配合することで天然石を思わせる美しい風合いを出すことができる塗装です。単色と比べても天然石のような立体感と深みを再現し、高級感のある外壁に仕上げることが可能です。圧倒的な高級感を求める方におススメです。

組み合わせ次第では、シンプル派もこだわり派の方にも満足いただけると思います。


多彩模様に塗装することで高級感がでます。

    

    

また、全面に使用せず一部に多彩模様塗料を用いるだけでも、高級感や立体感のある仕上がりにできます。

デザイン塗装

ツートンカラーや多彩仕上げなどとは違った、さらにスタイリッシュで人目を引くお家に仕上げる塗装です。近隣のお家と差別化を図られたい方におすすめです。

また、広範囲にデザイン塗装を行うにはなかなか勇気がいります。そんな方はバルコニーや窓回りなどをワンポイントで塗装を行うのも良いと思います。

バルコニーのみのデザイン塗装事例

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デザイン塗装を行うことで人とは違った塗装を可能にします。

▼参考になる動画はこちら

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ご自宅の塗替えのイメージは湧きましたか?

考え出したらきりがないですが、色を選ぶうえで大切なことは自分がどのようにしたいかイメージを膨らませることです。

後悔しないように、最後まで妥協せずに決めていき納得のいく外壁塗装にしてください。

当メディアを運営するプロタイムズでも、対応店舗にてデザイン性の高い塗装を提供しております。(2018年に『グッドデザイン賞』を受賞しております)

「ずっと住む家だからこそデザイン・色にこだわりたい」という方は、色選びのご相談やカラーシミュレーションを承っております。お気軽にご相談ください。(全国対応)

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁のひび割れを発見したら行う3つのステップ!

外壁のひび割れを発見したら行う3つのステップ!

日頃あまり意識して見ていないお家の外壁。ふと大小のひび割れが入っているのを見つけてしまったけど、これは放っておいて大丈夫なのかどうなのか?・・・と思われている方はいらっしゃいませんか?

そのご自宅のひび割れがどの程度のものなのか、自分で補修できるものなのか、業者に頼んで補修した方がいいのか、初めてであれば検討もつかないと思います。

本記事ではそんなひび割れを発見してしまったときにまずどうしたらいいのか、そしてひび割れの種類、原因、それに伴うリスクと補修方法を細かく説明していきます。
ご自宅のひび割れと見比べてどのような対策を打てばよいのかきっとこの記事を見れば解決するはずです!

ぜひ、参考にしてみて下さい。

 

1.外壁のひび割れを発見したらまずこれをしよう!

まず気になるのが、ひび割れを見つけてしまったら「とりあえず」どうしたらいいの?というところでしょう。すぐに業者を呼んで補修してもらった方がいいのか、それとも他に自分でできることがあるのか…ここではひび割れを発見したときに実施してほしい3つのステップをご紹介します。

ステップ①ひび割れの幅がどのくらいあるのか測る

ひび割れのリスクの高さは、ひびの幅によって変わります。
幅が0.3㎜未満であれば早急な対処は必要ないですが、それ以上の幅の場合には一度点検をすることをオススメいたします。
まずひび割れの幅のサイズを測り、緊急性があるのか判断しましょう。

ステップ②0.3㎜以上1㎜以下のひび割れの場合は応急処置も検討

ひび割れの大きさが0.3㎜以上だった場合は応急処置も検討しましょう。
※下記にDIYでできる応急処置方法を記載しますが、こちらはある程度の技量が必要な方法です。塗装に詳しくない方、不安のある方、また1㎜以上の大きなひび割れがあった方は自分で補修を行わずすぐに業者に依頼(この記事でいうとステップ③)をしましょう。

DIYでできる応急処置方法としては、微細なコンクリート粉を塗布し、適量な水分等をあたえてコンクリート粉を定着させるという方法ですが、塗布方法には主に2種類あります。

■チョーク式被覆補修

まずひび割れ部分に指で水を塗布します。その後チョーク型のコンクリート粉をひび割れ部分にすり込みます。水塗布→コンクリートすり込みの作業を10㎝ごとに繰返します。最後は指で押さえて仕上げます。

チョーク式は無駄なくコンクリート粉を使える一方、指圧がいくらか必要となるため作業時間もかかり体力も必要です。

■スプレー式被覆補修

まずスプレーでひび割れ部分に水を塗布し、その後セメントスプレーを塗布します。スポンジでまわりとならし、終了です。チョーク式に比べ時間もかからず簡単ですが、噴射することでコンクリート粉が周りに飛び無駄が出るという欠点があります。

※0.3㎜以上1㎜以下のひび割れであっても、上記のような応急処置を行うのが難しいと思われた場合は専門業者に対処法を相談しましょう。

ステップ③業者に診断してもらう

診断

応急処置はしたものの、それが果たして長持ちするかというとわかりません。使用した材料や補修を行った人の技術力により差が出てしまうのは仕方のないことでしょう。
よって0.3㎜以上のひび割れの補修を一旦自身で行った場合も決してそのままにせず、業者にみてもらい、更に補修を行うのか判断することをお勧めします。

ひび割れを見つけたらまず、上記の3ステップを行うことで現状の対策を行いましょう。

プロタイムズ半田店では無料で点検を行っております。
お気軽にご相談ください。
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2.ひび割れが引き起こす4つリスク

取り急ぎひび割れを発見したときにどう行動したら良いかをお伝えしましたが、外壁にひび割れが入ることによりどのようなリスクが発生するのでしょうか?

それは大きく以下の4つです。

①雨漏りに繋がる

ひび割れが起きるとそのひび割れから雨水が浸入してしまいます。そうするとはじめは室内への影響はありませんが、時間が経つと室内の雨漏りに繋がってしまう可能性があります。

②躯体の劣化、建物自体の耐性が落ちる


【室内壁をはいだ写真:雨漏りにより、断熱材が多くの水を吸ってしまい、木部の腐食が進行している様子】

ひび割れを放置すると劣化が進行し、サイディング、モルタルの下地(木部)が腐食し、最悪の場合外壁材を取り替える必要が出てきます。
さらに、ひび割れから浸入した雨水は外壁内部の構造体にも浸透し、シロアリ等が発生してしまう可能性があります。その結果、建物自体の地震や災害に対する耐性が落ちてしまいます。

③湿気によるカビの発生により人体に悪い影響を及ぼす

ひび割れから雨水が浸入するとカビが発生しやすい環境になり、人体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

④見た目の美観を損なう

ひび割れのある家の見た目はどうでしょうか?少しみすぼらしいイメージになりますよね。
せっかく大事なマイホームであっても美観が損なわれる原因となってしまいます。

 

3.補修方法・費用・保証・保険について

ひび割れを見つたら行うこと、リスクがわかったところで、最も気になる補修方法と費用をご紹介します。

3-1.おすすめは業者へ依頼すること~補修までの流れと費用~

補修方法としてはズバリ、業者に依頼することをお勧めします。自分で補修することもできるのでこの後ご紹介しますが、そうするとやはり早期に再びひび割れが出てしまったり、見た目が綺麗に仕上がらなかったりと不具合が発生するケースが多くなってしまいます。

また専門業者であれば、3章でお伝えしたような現状のひび割れの状況や原因を踏まえた上での補修を行ってもらえるため、ご自身で行って失敗してもう一度行って…となるより安心です。

業者に依頼した場合の流れとしては下記のように進みます。

①現場調査
ひび割れの現状を見て、今がどのような状態で、適した補修方法を提示してもらいます。

②見積り
どのくらいの金額がかかるのか、見積りを出してもらいます。

③施工日の決定、施工開始!
見積りに納得し、補修すると決まったら業者と施工日を決めていきます。
補修する面積にもよりますが、目安としては1週間前後です。

ひび割れの幅や深さ、発生原因、下地の種類などによって様々な補修方法があり、それによって費用は異なります。また高所作業の場合(2階部分の補修など)にはプラス高所作業車や足場の費用がかかります。
ひび割れが広範囲に発生しており、全面補修が必要な場合は、外壁塗装代として最大80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡、使用する塗料のスペックによる)かかる場合もあります(一部の補修であれば数万円で済むこともあります)。

思っていたよりも高いな、と思われる方も多いかもしれませんが、一度補修してあげると耐用年数としては最低でも5~10年もつ材料が主流であるため、結局自身で補修してまた1年後にやり直す、などを繰り返すかもしれないと考えると非常に安心感が高いといえます。

3-2.知らないと損する!保証・保険制度

現在のお家を新築または中古で購入されたとき、塗替えをしたとき、工務店や塗装会社から保証書は受け取りましたか?
○年保証がついています、という話を聞いたのを覚えていませんか?

まずは保証書を確認してみましょう。
条件によっては、業者が補修を請け負ってくれる可能性があります。

また、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理センターが運営している、法律に基づいて国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口もあります。
業者が誠実に対応してくれない場合はこちらに相談してみることをおすすめします。

また、ひび割れの原因が地震や台風などの自然災害によるものの場合、地震保険が使える可能性もあります。保険に加入されている方は、保険が適用できるのか確認してみましょう。

 

4.ひび割れの種類(外壁素材別、発生源別)

4-1.外壁素材別にひび割れを解説

「ひび割れ」と一言で言ってもすべて同じではありません。主に外壁の種類によってひび割れの種類も変わってくるのです。
ここでは外壁の種類別にどのようなひび割れが発生し、どのような対処法が適しているのか、代表的なものをお伝えします。ご自身の家がどの種類の外壁で、対処法は何が適しているのか照らし合わせてみてください。

ここでは日本の住宅外壁のほとんどを占めるサイディング、モルタル、タイル、コンクリートに関してひび割れの種類、伴うリスク、対処法を簡単に紹介します。自分の外壁の種類がこれだ!とわかった方、さらに詳しい情報を知りたい方は、それぞれの別記事もご覧ください。

①モルタル

ひび割れの種類:家全体の動きや乾燥収縮により外壁全体にひび割れが発生する可能性がある。

伴うリスク:ひび割れが入ってしまうとそこから水が浸入し、最終的に雨漏りに繋がる恐れがある。

対処法:塗装で埋める(フィラー※と呼ばれる下塗をすりこむように塗装する)(0.3㎜未満のひび割れの場合)。

※下地の凹凸を埋め、下地を調整する下塗り塗料の一種。主にクラックの補修や段差のある下地を平滑にならす為に使用される。

 

②サイディング

ひび割れの種類:動きを吸収する箇所であるシーリング目地部分にひび割れが発生しやすい。

伴うリスク:シーリング目地部分のひび割れから水が浸入し、外壁全体の劣化、雨漏りに繋がる恐れがある。

対処法:シーリングを全て撤去し、新しいシーリングを打設する(シーリング打設は技術が必要となるので業者に依頼するのがおすすめです)。

サイディングの劣化症状や詳しい対処法はこちら

③タイル

ひび割れの種類:タイルのひび割れ、目地のひび割れが起きる可能性がある。

伴うリスク:ひび割れから水が浸入し、雨漏りに繋がる恐れがある。

対処法:タイル自体に大きなひび割れが発生している場合はタイルの貼り替えを行う。目地のひび割れの場合はエポキシ樹脂で割れ目を塞ぎ、壁面に馴染むようにモルタルで仕上げ、最後に補修箇所が壁面と同じ色になるよう塗装する。

タイルの劣化症状と詳しい対処法はこちら

④コンクリート

ひび割れの種類:コンクリートの打設後の乾燥収縮で生じるひび割れ、外部からの建築物の重量や地震による荷重を受けることにとって生じるひび割れが主。

伴うリスク:建物全体の耐久性が落ちる、ひび割れから水が浸入し、躯体の劣化、雨漏りに繋がる。

対処法:適切な下地補修を行い、塗装する。

コンクリートの劣化症状と詳しい対処法はこちら

4-2.【補足】ひび割れの発生源別に解説

3-1では外壁の種類ごとのひび割れの種類をお伝えしましたが、その中で更に発生源別にひび割れの種類が4つほどあります。
ご自宅のひび割れがどのような原因から発生したものなのかも知っておきたいですよね。
下記のように発生源別にひび割れの種類があるということを知った上で、業者に補修の依頼をすると、業者が原因を踏まえた上での補修方法を提案してくれることもあります。予備知識として知っておくことがお勧めです。

①ヘアクラック

幅0.3㎜以下の髪の毛のような微細なひび割れのことをヘアクラックといいます。この程度であれば今すぐに何か問題が発生するということはありませんが、気になるようであれば点検をしてもらいましょう。

②構造クラック

建物の構造的な欠陥や不同沈下などが原因で発生したひび割れを構造クラックといいます。0.3mm以上、深さが5mm以上のひび割れを指し、基礎の強度が低下し建物を支えられなくなる危険があります。

③乾燥クラック

モルタルなどの外壁材は乾燥していく際に水分の蒸発により収縮が生じます。その乾燥途中にできるクラックのことです。建物の壁など、面積の大きな面で起こりやすいものです。

④縁切りクラック

モルタルなどの外壁材を使用する際は、一度に一面を仕上げていくことになります。その際に何らかの理由で作業を中断したり、部分的にやり直しをしたりすると先に塗った部分と新しく塗った部分に時間差が生じます。この縁切れ部分が劣化してひび割れることを縁切れクラックといいます。

 

5.主にどんなところにひび割れは発生する?

ひとつひび割れを見つけてしまうと、他にもあるのではないかと心配になる方もいるのではないでしょうか。ここもチェックしておけば安心!という、ひび割れの発生しやすい箇所をお伝えしますので、確認しておくと安心です。

①窓枠まわり

窓枠まわりは窓を開けたり閉めたりすることによる動きも多く、ひび割れが発生しやすい箇所です。

②シーリング(目地部分)

サイディング外壁の壁の方はシーリングと呼ばれるつなぎ目の部分もひび割れが発生しやすい箇所の一つです。

③外壁本体

サイディング外壁に比べ、モルタル外壁は乾燥収縮により外壁本体にひび割れが入っている可能性が高いです。モルタル外壁のお家にお住まいの方は、ぐるっと外壁を一周見られた方が良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事のまとめを行いますと、

・外壁のひび割れを見つけたときまずどうしたらよいか→ひび割れの幅を確認!
・ひび割れが及ぼすリスク、補修方法と費用→補修は業者に頼むのが安全!費用は最大80~150万円が目安(広範囲にひび割れが発生している場合。一部補修であれば数万円で済むことも)。
・ひび割れの種類と原因→外壁の種類によりけり。
・ひび割れの起こりがちな要注意箇所→窓枠、シーリング目地部分は特に注意!

上記のポイントをお伝えしました。

ご自宅の外壁の種類やひび割れの種類、発生原因をもとに補修方法を決めていくことが大切ですので、まずはご自宅の外壁の種類を知り、業者と少しでも対等に話ができる知識をつけておくと誤った補修方法で失敗してしまうということはなくなるかと思います。

本記事が皆様に安心感を与える一つの材料となれば幸いです。

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