ブログタイトル

【半田市】【阿久比町】【常滑市】クリヤー塗装で外壁の色や柄を変えずに塗り替え!

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

 

外壁塗装を透明(クリヤー)塗料で!外壁の色・柄を変えずに塗り替え

住宅塗装

「透明塗料で外壁塗装をしたい」と考えている方は少なくないでしょう。

通常、色つきの塗料で外壁を塗装すると、外壁に施してある色や柄などは塗りつぶしてしまうことになりますが、透明塗料で塗装をすると、外壁の色や柄などを塗りつぶすことなく、そのまま残すことが可能です。透明塗料を使用すれば、外壁の色や柄などを変えずに塗り替えができるというわけです。

ただし、外壁の劣化の進行具合などによっては、透明塗料は「オススメできない」、場合によっては「使用できない」こともあるので、注意が必要です。このあたりのことは本ブログで紐解いてまいります。

 

1. 外壁の色や柄を変えたくない場合は透明塗料がオススメ!

先ほど述べた通り、透明塗料で外壁塗装をすれば、施してある色や柄などを塗りつぶさずにすみます。外観の印象もそのままに塗り替えをすることが可能です。そのため、現在の外壁の色や柄などが気に入っている場合には、外壁塗装の塗料は透明塗料を選ぶことをお勧めいたします。

特に、下記のような外壁の塗装は、透明塗料がオススメです。

デザイン性の高いサイディング外壁

ニチハ デザイン塗装

サイディングデザイン

柄や模様などが施してある外壁
デザイン塗装
デザイン塗装

ちなみに、外壁塗装に使用される透明な塗料のことを、クリヤー塗料と言います。もしくは、クリア塗料、クリアー塗料などと呼称されることもあります。

※透明塗料(クリヤー塗料)は、外壁の劣化の進行具合などによっては使用ができないこともあります。詳しくは、下記3章を参照ください。

 

2.プロが解説!透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするメリット・デメリット

この章では、透明塗料で外壁塗装をするメリット・デメリットをそれぞれご紹介いたします。

2-1.透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするメリット

メリット

透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするメリットを4つご紹介いたします。

●メリット①|(既存の)外壁の色や柄をそのまま残せる

透明塗料(クリヤー塗料)は、塗料の色が「透明」であるため、塗装をしても既存の外壁の色や柄などを塗りつぶしてしまうことがなく、そのまま残すことが可能です。外観の印象もそのままに塗り替えをすることができるのは、透明塗料(クリヤー塗料)の最大のメリットでしょう。

1章にてご紹介した通り、既存の「デザイン性の高いサイディング外壁」や「柄や模様などが施してある外壁」が気に入っていて、色つきの塗料で外壁の色や柄を塗りつぶしたくないという場合は、透明塗料(クリヤー塗料)を選ぶのがオススメです。

●メリット②|外壁を長持ちさせることができる

外壁塗装には、外壁を保護し、長持ちさせる効果があります。この効果は、透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をした場合にも得られます。つまり、透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をした場合にも、外壁を長持ちさせることができるということです。「塗料が透明ならば、外壁塗装をしないのと同じ」というわけではないのです。
外壁の色や柄はそのままに(1章)、外壁を長持ちさせることができることは、透明塗料の大きなメリットと言えるでしょう。

そして、一口に透明塗料(クリヤー塗料)といっても、その種類はさまざまで、選ぶ透明塗料(クリヤー塗料)によっては、より長期的に長持ちさせることも可能です。
※透明塗料(クリヤー塗料)の種類について詳しくは、下記4章を参照ください。
●メリット③|既存の外壁に艶(光沢)を出すことができる

艶

透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をすれば、外壁に艶(光沢)を出すことも可能です。外壁に艶が出ることで、外壁の色や柄もより美しく見えるようになります。

ちなみに、塗料の艶(光沢)は程度によって、「艶有塗料(全艶塗料)」「7分艶塗料」「5分艶塗料(半艶塗料)」「3分艶塗料」といった種類に分けられています。艶有塗料が最も艶があり、次いで、7分艶塗料、5分艶塗料、3分艶塗料と艶の程度が低くなります(※)。また、艶がまったくない「艶消し塗料」というのもあります。
※艶の程度に明確な基準はありません。たとえば同じ「7分艶塗料」であっても、各塗料メーカーの製品によって、艶の程度が異なる場合があります。

どのくらい艶の程度が選べるかは、透明塗料(クリヤー塗料)の製品によって異なります。「艶有塗料」しかない製品もあれば、「艶有塗料」or「5分艶塗料」などと選択できる製品もあります。

●メリット④|工期が短くなる&費用が安くなる可能性あり

カレンダー

色つきの塗料で外壁塗装をする場合は、通常「下塗り⇒中塗り⇒上塗り」の計3回塗りを行います。一方で、透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をする場合、下塗りの工程はなく、「中塗り⇒上塗り」の計2回塗りの工程となります。
つまり、透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をする場合、色つきの塗料での外壁塗装と比べて、塗装回数が1回分(下塗りの工程分)少なくてすむということです。

透明塗料(クリアー塗料)で外壁塗装をした場合、塗装回数が1回分少なくなる分、色つきの塗料で外壁塗装をする場合と比べて、工期(塗装工事にかかる期間)が短くなり、施工費(人件費)や塗料費(材料費)が抑えられる可能性があります。

上記、なぜ「抑えられる“可能性”」なのかというと…
工期は下地の劣化症状や天候等にも左右されるため、短くならないこともあるためです。また、使用する塗料の種類や塗料の量(劣化が進行している場合は3回塗りをすることもある)によっては、塗料費が相応にかかることもあります。

2-2.透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするデメリット

デメリット

透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするデメリットを2つご紹介いたします。

●デメリット①|色つきの塗料よりも早々の外壁塗装が必要

透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をする場合、外壁にひび割れや傷、色あせなどの劣化症状が生じていないことが条件となります(詳細は下記3章を参照)。そのため、透明塗料を使用するためには、“外壁に劣化症状が生じる前”に外壁塗装をする必要があります。

通常(色つきの塗料で外壁塗装をする場合)は“外壁に劣化症状が生じてから”行ないます。つまり、透明塗料(クリヤー塗料)の場合、“外壁に劣化症状が生じる前”に外壁塗装をしなければならないため、通常の外壁塗装よりも早々に外壁塗装をしなければならないことになります。早々に外壁塗装をしなければならないということは、一つのデメリットと言えるでしょう。

●デメリット②|外壁の傷やひび割れなどが透けて見えてしまう

劣化が生じている外壁の上に透明塗料(クリヤー塗料)を塗装すると、外壁に生じている傷やひび割れなどの劣化は透けて見えてしまいます。当然、塗装前に傷やひび割れを補修した場合にも、補修跡が透けて見えることになります。
色つき塗料のように外壁に生じている傷やひび割れなどを隠すことができないというのは、透明塗料(クリヤー塗料)のデメリットになります。

そのため、よくよく見ないとわからない程度の傷やひび割れであれば、透明塗料(クリヤー塗料)を使用するという選択もアリですが、目立つ傷やひび割れがある場合には、透明塗料(クリヤー塗料)はオススメできません。色つきの塗料を選ぶのが無難でしょう。

 

3.要注意!透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装ができない場合がある

注意

透明塗料(クリヤー塗料)での外壁塗装を検討されている方にお伝えしておきたいのは、外壁の劣化状況などによっては、透明塗料(クリヤー塗料)を使用することができないこともある、ということです。

具体的には、下記の場合には透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をすることができません。

・外壁にチョーキングが発生している

チョーキング

外壁にチョーキングが生じている外壁には、透明塗料(クリヤー塗料)は使用できません。なぜならば、チョーキングの生じている外壁の上に透明塗料(クリヤー塗料)を塗装すると、ムラになる、白っぽい仕上がりになるといった可能性があるためです。最悪の場合、付着不良や剥がれなどの不具合を引き起こしてしまうこともあります。

どのくらいで外壁にチョーキングが生じるかは、住まいの環境や外壁材の種類によっても異なりますが、目安として築10年(もしくは前回、塗装をしてから10年)ほど経っている場合は、チョーキングが生じ、透明塗料(クリヤー塗料)が使用できない可能性があります。

※チョーキングとは、外壁の劣化症状の一つ。「塗装面を手で触ると、粉状のものが付着する状態」の劣化症状をチョーキングと言います。

 

・光触媒・フッ素・無機といった特殊塗料が塗装されている外壁材

基本的には、光触媒・フッ素・無機といった特殊塗料が塗装されている外壁材には、透明塗料(クリヤー塗料)は使用できません。光触媒・フッ素・無機といった特殊塗料が塗装されている外壁材に、無理に透明塗料(クリヤー塗料)を塗装すると、早々に塗膜が剥がれてしまうなどの不具合が生じる可能性があります。

ただし、近年の技術進歩によって、特殊塗料のなかでもフッ素・無機の塗料が塗装されている外壁材については、透明塗料(クリヤー塗料)が塗装できることもあります。そのため、フッ素や無機の塗料が塗装されている外壁材の場合には、早々にあきらめず、まずは塗装業者に塗装の相談をしてみてください。

 

4.[参考]透明塗料(クリヤー塗料)の種類&費用

一口に透明塗料(クリヤー塗料)といっても、さまざまな種類があります。大きくは下記の種類に分けられます。

下記、塗料の種類別に費用単価と耐久年数をご紹介いたします。

塗料 費用単価 (1㎡あたり)の相場 耐久年数
アクリル塗料 1,000~2,000円 5~7年
ウレタン塗料 1,500~2,500円 8~10年
シリコン塗料 2,000~3,500円 10~15年
フッ素塗料 3,000~5,000円 15~20年
無機塗料 3,500~5,000円 20年以上

※上記の費用単価はあくまで相場価格です。各製品によっては、上記価格と大きく異なることもあります。
※上記の耐久年数はあくまで目安です。各製品によって、また外部環境などによっても、耐久年数は上記と大きく異なることもあります。

さらに、付加機能を持ち合わせている透明塗料(クリヤー塗料)の製品も少なくありません。

[付加機能の例]
・防汚性
・防カビ性
・防藻性 ほか

こうした付加機能のある透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をすると、より外壁が長持ちします。

[透明塗料(クリヤー塗料)|製品ピックアップ]

透明塗料(クリヤー塗料)の製品をいくつかご紹介いたします。

●ピュアライドUVプロテクトクリヤー(日本ペイント)
※詳細は日本ペイントHPにてご確認ください。

●スーパーSDクリヤーSi―JY(アステックペイント)

スーパーSDクリヤー

※詳細はアステックペイントHPにてご確認ください。

●クリーンSDトップ(エスケー化研)

まとめ

透明塗料(クリヤー塗料)での外壁塗装を検討されている方に向けて、情報をまとめてお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

1章にてお伝えした通り、現在の外壁の色や柄などが気に入っている場合には、外壁塗装の塗料は透明塗料(クリヤー塗料)を選ぶのがオススメです。
透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするかどうか迷っている方は、2章の透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装をするメリット・デメリットの情報を参考にしてみてください。

また、透明塗料(クリヤー塗料)で外壁塗装がしたくても、できない場合もあるということも押さえておきたいところ。詳しくは、3章を参照ください。

半田市近郊で外壁塗装をお考えの方
お問い合わせはこちらから
↓↓↓

お問い合わせ

 

【半田市】【阿久比町】【常滑市】基礎の劣化症状と効果的な補修方法まとめ

 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

本日はおうちの土台。基礎のお話です。

基礎の劣化症状と効果的な補修方法まとめ

 

基礎のひび割れ

住宅の耐震性に注目が高まる昨今、住宅を根本から支える基礎にひび割れ(クラック)を発見してしまったら、大きな不安を感じてしまいますよね。

しかし、ひび割れにも様々な種類があり、基礎を補修すべき場合とそうでない場合があるのをご存知でしたか?

もし補修のタイミングや劣化症状の見分け方を知らなければ、強引な営業により不必要な工事をすることになってしまうかもしれません。お家の基礎の状態をある程度ご自分でチェックできるようになっておけば、劣化具合に応じた適切な対処をすることが可能です。

そこで本ブログでは、基礎のひび割れに関する基礎知識や、補修の目安となる劣化症状の一覧、業者選びの際の注意点などをご説明させていただきます。このブログを読んで、基礎のひび割れ補修に関する正しい知識を身に着けて頂ければ幸いです。

まずは基礎のひび割れについて詳しく知ろう

劣化症状や補修工事の進め方などの詳しい説明に入る前に、まずは基礎のひび割れの原因や、ひび割れが引き起こす問題について詳しく説明させていただきます。

そもそも基礎のひび割れはどうして起こるのか?

基礎にひび割れ(クラック)が発生する主な原因は以下の通りです。

・乾燥収縮

基礎のひび割れの原因としてもっとも多いのは、乾燥によってコンクリート内部の水分が蒸発することで基礎が収縮する現象です。住宅の基礎のようにコンクリートが固定されている場合、乾燥収縮によって引っ張られたコンクリートが、耐えきれずひび割れがおこります。

・気温変化

コンクリートは温度が急激に下降すると縮む性質を持っており、その際に発生した力がコンクリートの引張強度を上回るとひび割れが発生してしまいます。特に夏場に施工された基礎などによく起きる現象になります。

・不同沈下

地盤が弱い土地に建つ家で発生する可能性がある現象で、住宅が斜めに傾くことで基礎が建物を支えきれなくなり、ひび割れの発生が起こります。程度によっては、日常生活に支障をきたしたり、住宅そのものが倒壊してしまう危険もありますので注意が必要です。

・地震

よほどの大型地震でもなければ、深刻なひび割れが発生することは少ないです。地震のあとに大きなひび割れが発生している場合は、基礎に何らかの問題がある可能性を疑ってみることをおすすめします。

・施工不良

コンクリートのかぶり厚さ(鉄筋から表面までの厚さ)の不足や、強度不足など、基礎を施工する際に問題があった場合にもひび割れは発生してしまう可能性があります。

・コンクリートの中性化

コンクリートは吸水性の高い素材であるため、雨や大気中の二酸化炭素に長い間さらされると内部のカルシウム化合物が中性化してしまう現象が起きてしまいます。鉄筋を保護していたアルカリ性のコンクリートが中性化してしまうことで、鉄筋が錆びて膨張してしまい、その結果ひび割れが発生してしまうのです。

放置すると鉄筋の錆や地盤沈下の可能性も

基礎に発生したひび割れを放置すると、どのような事態を招くのでしょうか?

最初に警戒しなければならないのは、ひび割れから雨水がコンクリート内部に浸入することで発生する鉄筋の錆。構造に影響を与えるほどではない幅0.3mm以下の「ヘアークラック」であっても、雨水の浸入は起こり得るため注意が必要です。

また、深刻なひび割れを放置すると基礎の強度が低下してしまい地盤沈下が発生する可能性があります。住宅の重量を基礎が支えきれなくなり傾いてしまうのです。後ほど紹介する重大な劣化症状に、あなたのお家の基礎が当てはまる場合は、まず信頼できる業者に診断を依頼するようにしましょう。

耐震性への影響は?

やはり気になるのが、大型地震が起きた時の影響について。基礎に発生したひび割れは、住宅の耐震性に影響を与えるのでしょうか?

結論から言うと、幅0. 3mm以下のひび割れが少し発生している程度では耐震性に大きな影響はありません。ただし、構造に影響を及ぼす恐れのあるひび割れが発生している場合はその限りではありません。深刻なひび割れを放置することで基礎の強度が低下してしまっている場合、大型地震が発生した際には最悪の場合倒壊の危険性もあります。もし、すでに住宅に傾きが発生してしまっているようであれば早急の対策が必要です。

基礎を補修すべきひび割れの種類一覧

ここからは、基礎を補修すべきひび割れの状態を写真付きで解説させていただきます。業者に相談する前に、ご自身でチェックする際の参考にしてください。

幅0.3mm、深さ4mm以上の「構造クラック」

幅0.3mm以上、深さ4mm以上の「構造クラック」と呼ばれるひび割れが発生している場合は、基礎を補修が必要です。構造クラックは「貫通クラック」とも呼ばれ、ひびが表面だけでなく内部の鉄筋まで届いてしまっている非常に危険な状態です。雨水の侵入によって鉄筋が錆びてしまうだけでなく、ひび割れが広範囲に広がってしまい、最悪の場合地盤沈下を招いてしまう可能性があります。換気口の角の部分に発生しやすいので、ぜひチェックしてみましょう。

また、ひび割れの幅を測る際は「クラックスケール」と呼ばれる道具を使用すると便利です。(写真参照)

クラックスケールはホームセンターなどで購入することができます。価格は数百円程度で、基礎だけでなく外壁のひび割れをチェックする際にも使用できますので、住宅のリフォーム・補修を考えている方は持っていて損はないでしょう。また、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の髪の毛ほどの大きさのひび割れは「ヘアークラック」と呼ばれ、基礎の強度に直ちに影響を与えることはないとされています。

同じ場所にある複数の微細なひび割れ

たとえ小さなひび割れであっても、限られた範囲内にいくつも発生している場合は注意が必要です。1m以内に3つ以上のひび割れがあるかどうかを目安とし、あまりに多くのひび割れが発生している場合は基礎の構造への影響が疑われるため、プロによる診断を検討してみた方がいいかもしれません。

基礎の高さいっぱいまで伸びているひび割れ

基礎を上から下まで横断して伸びているひび割れには注意が必要です。たとえ幅が小さなヘアークラックであっても、そのような場合は早めに補修を検討することをお勧めします。

水平方向に走るひび割れ

あなたのお家の基礎に発生したひび割れが、写真のように横方向に伸びていた場合、設計や施工に何らかの問題を抱えている可能性があるかもしれません。

1章でも述べた通り、基礎にひび割れが起きる原因としてもっとも一般的なのは、乾燥や温度変化によって生じるコンクリートの収縮です。ひび割れは縦方向に発生することが多く、そのほとんどが構造に影響を与えるほどではないヘアークラックです。しかし、横方向や斜めに伸びるひび割れは大きな力が基礎に加わることで発生します。

しっかりと施工された基礎であれば、多少地震が起きた程度ではクラックが発生することはありません。上記ようなひび割れがある場合は住宅の構造に何らかの問題がある可能性があります。信頼できる業者に一度相談してみるといいでしょう。

基礎コンクリートの破裂・滑落

小さなひび割れを長期間放置してしまうことで発生するのが、基礎コンクリートの破裂・滑落です。ひび割れがどんどん広がってしまい、内部への水の浸入を防ぐことが難しくなってしまうばかりか、放置すると地盤沈下のリスクも大幅に増加してしまいます。基礎のひび割れがこの写真のような状態になる前に補修しておくことをおすすめします。

雨染みの発生

基礎のコンクリート内部に雨水が浸入していることを示すサインとしてもっともわかりやすいのが、ひび割れ周囲の雨染みの発生です。酷い場合は内部の鉄筋のサビ汁が溢れてしまっている場合もあり、基礎の強度への影響が懸念されます。そもそもコンクリートそのものには防水性がありませんので、ひび割れがない箇所にも雨染みが発生する可能性が十分にあります。

雨染みを未然に防ぐためには、基礎を塗装して雨水の浸入をシャットアウトする必要があります。

基礎にひび割れがあり劣化状況が気になるという方は、無料の建物診断をおすすめいたします。

半田市近郊で外壁塗装をお考えの方
お問い合わせはこちらから
↓↓↓

お問い合わせ

【半田市】【常滑市】【阿久比町】お住まいのベランダ防水|傷みの見極め方とメンテナンス費用について

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

洗濯物を干したりするためにベランダに出た時、ふと床面が傷んでいる事に気がつくことはないでしょうか?家は築10年を経つとひび割れや色あせなどの劣化症状が出始めます。それは、ベランダも例外ではありません。特にベランダは日中、紫外線が直接あたり、降水時は雨水を受け止める場所でもあるので傷みやすい場所になります。

一般的な戸建住宅の場合、ベランダの床面にはFRP防水というもので防水性能を持たせています。防水面の最上層はトップコートとよばれる塗料が塗布されています。経年劣化によって次第に傷んでいく為、おおよそ5、6年でトップコートを塗り替えていく必要があります。ベランダ防水の劣化を放置すると最悪の場合、雨漏りにもつながります。ベランダ防水は定期的なメンテナンスが必須なのです。

今回のブログでは普段馴染みのないベランダ防水の概要から、メンテナンス時期の見極め、メンテナンスに掛かる費用などをご紹介しています。

この記事を読んでお住まいのベランダ防水の状態を見極められる判断基準を自分の中に持ってください。

1.ベランダ防水工事には定期的なメンテナンスが必要

1-1.防水工事とはなにか


防水工事とは雨水を遮断し、漏水を防ぐ為におこなう工事のことです。一般的に防水工事は屋上、ベランダ、バルコニーなどに行なわれます。ベランダにおこなわれる防水工事を総称してベランダ防水と呼びます。
ベランダ防水工事は雨水の浸入を遮断する為に薄い防水の層を重ねて作られております。ベランダ防水工事の種類には液状の樹脂で層を形成する塗膜防水工事や、シート上の防水材で層を形成するシート防水工事、液状の樹脂とシートの両方を使用して隙間なく防水する複合防水工事というものがあります。木造の戸建て住宅のベランダ防水の場合、FRP防水という種類の塗膜防水工事がおこなわれる事が一般的なようです。
ベランダ防水工事では共通して、シートや塗膜で防水層を形成した後、防水層を守る為にトップコートと言われる塗装を施します。このトップコートの耐久性は一般的に5、6年程度から劣化が始まると言われており、トップコートの初期劣化を放置してしまうと、下層まで傷みが進行し、最悪の場合には素地まで浸水してしまう事もあります。
その為、トップコートは定期的にメンテナンスをしていく必要があるのです。

さて、木造の戸建て住宅ではFRP防水と呼ばれるベランダ防水工事が一般的です。まずはFRP防水が一体どのようなものか、その概要について下記で詳しくご紹介します。

 

1-2.FRP防水

FRP防水はベランダの防水工事の一種です。ベランダ防水工事の中の塗膜防水工事に分類されます。
FRP防水とはFiberglass Reinforced Plasticsの略で、直訳すると繊維強化プラスチックという意味です。
木造住宅のベランダを形成した合板などにプライマーを塗った後、防水用ポリエステル樹脂を塗り、ガラスマットを貼り付けます。更にその上から防水用ポリエステル樹脂を塗りこみ、空気層をなくす作業(脱泡)をおこなって防水層を作ります。その後、同じ工程を繰り返し2重の防水層を仕上げていきます。最後に、サンダーや研磨紙で表面をなめらかにした後にトップコートを塗って仕上げます。
ベランダ防水

 

冒頭でもお伝えした通り、防水工事の最上層はトップコートと言われる塗装の施された層です。FRP防水も同様で、トップコートが最上層にあります。ベランダ防水の状態を保つ為にはトップコートが傷みだした段階で補修をおこなう事が重要になります。

また、ベランダ防水工事には他にもウレタン塗膜防水やシート防水、アスファルト防水などもあります。
集合住宅や商業施設の屋上など広大な場所で使われる防水工事の工法の為、戸建住宅のベランダの防水工事について記載している今回の記事では割愛させていただきます。

2.ベランダ防水の劣化のサインの見極めと補修方法

一般戸建て住宅では新築の際ベランダ防水工事はFRP防水でおこなわれます。FRP防水の傷みはトップコートの劣化であれば軽度、防水層や素地に至る劣化は重度であると判別ができます。

FRP防水の劣化症状と補修方法
劣化症状 劣化写真 補修方法
トップコートの色褪せ トップコート色あせ トップコートが経年劣化によって色褪せてきた場合、トップコートを塗り替えして補修します。
トップコートの割れ トップコートの割れ 部分的な割れの場合は下地補修をおこないトップコートの塗り替えをします。
大きく割れており、ひび割れが重度の場合には下地から施工します。
苔、藻、草の繁殖 トップコートが褪せてきて、表面の劣化が進行すると苔や藻、草の繁殖がおこりやすくなります。
高圧洗浄で洗い流してからトップコートを塗り替えして補修します。
防水層の浮き 防水層の浮き 部分的に下地材との密着不良によって浮いている場合には研磨後、防水層を部分的に補修しトップコートの塗り替えをします。
全体的に広い範囲で浮いている場合には下地から施工します。
塗膜の膨れ 塗膜の膨れ ベランダの素地に湿気を含んだまま防水工事をおこなうと、湿気が気化した際に内部から防水層を押し上げてしまいます。軽度の場合は膨れた部分だけを切り取り下地補修をおこなった後にトップコートの塗り替えをします。

ベランダに無数に膨れが発生した場合には下地から施工します。

ベランダ防水工事では下が直接、居室の場合、防水層が割れてしまったり、傷んでしまうと漏水を引き起こす可能性が高いため、現在の防水層を一度撤去し、再度新設する事になります。そうなると費用や手間も掛かってしまいます。なので、軽度な劣化症状の段階でトップコートを塗り替えて防水層を保護する事が重要なのです。

 

3.ベランダ防水工事、メンテナンスの依頼先&費用

3-1.ベランダ防水工事ができる塗装専門店や工務店に依頼する

ベランダ防水工事を依頼する時は塗装専門店工務店総合リフォーム店などに依頼をします。なぜならメンテナンスの際、ベランダ防水工事だけする方は少数で、お住まいの塗り替えと一緒にベランダ防水工事(トップコートの塗り替え)をおこなう事が一般的だからです。
また、一般の方にはあまり知られていませんがベランダ防水工事だけを専門でおこなっている業者もあります。トップコートの塗り替え程度ですと、依頼先の業者の職人がおこないますが、防水層まで傷んでいる場合には、ベランダ防水工事を専門でおこなっている業者に依頼先の業者が発注をする場合もあります。
つまり、ベランダ防水工事は劣化が進行しているほど、特化した技術が必要で施工が難しくなるといえます。最近ではDIYでベランダ防水工事のメンテナンスを推奨する情報も多く出回っていますが、一般の方が実施できるのは、まずトップコートの塗り替え程度だと考えてください。防水層まで傷んでいる場合にはプロに任せるのが一番です。
その窓口として、塗装専門店や工務店、総合リフォーム店を選ぶのをオススメします。前述の通り、お住まいの状態を保つ為にはベランダだけでなくトータルでメンテナンスしていく必要があるからです。

3-2.ベランダ防水工事にかかる費用の相場

では、ベランダの防水が傷んでしまった場合、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。トップコートの塗り替えは比較的安価で実施できます。
ですが、傷みが進行してしまい下地から施工していく場合はトップコートの塗り替えのおおよそ倍の値段がかかります。
家の状態を保つ為なのはもちろんですが、メンテナンス費用が家計の負担にならない為にも定期的にトップコートを塗り替えして良い状態をキープしたいものです。

工法 耐久年数(業者がおこなった場合) 費用相場

高圧洗浄

100~300円 / ㎡

下地補修
※ひび割れ補修の場合
ひび割れの状態、工法によって費用に幅が出ます

1,000~3,000円/箇所

トップコートの塗り替えの場合

約5年~10年 2,000~3,500円/㎡

下地から施工する場合

約 10~15年 4,000~7,500円/㎡

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回のブログでは一般的な戸建て住宅のベランダ防水工事に使用されるFRP防水について詳しく解説をしました。ベランダ防水は塗膜やシートによって防水層を形成し、その上に防水層を保護する為にトップコートが塗られております。ベランダ防水は日々、紫外線などの劣化要因にさらされています。経年劣化を放置すると、最悪の場合ひび割れなどから雨水がベランダの素地まで入り込み雨漏りを引き起こす事態もあるのです。そうならない為にもおおよそ5、6年でトップコートを塗り替えて防水層の防水性能を保っていく必要があるのです。

ベランダ防水の傷みには軽度なものから、重度なものまであります。
◎比較的軽度
トップコートが色あせてきている
トップコートの細かいひび割れができている(ヘアクラック)
藻や苔が繁殖している
◎比較的重度
塗膜が剥がれてしまっている
塗膜が膨れてしまっている

まずは自分の家のベランダがどんな状態なのか確認してみましょう。そして、経年劣化があると思った際には自分でなんとかしようとせずに、まずはプロのお住まい診断を受けてみるのがよいですよ。

 

 

半田市近郊で外壁塗装をお考えの方
お問い合わせはこちらから
↓↓↓

お問い合わせ

スタッフブログのカテゴリー

カテゴリーはありません

全国100店舗以上|プロタイムズは安心の屋根・外壁リフォームをご提供する全国組織です。|安心・安全・高品質・全国組織