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【半田市】【阿久比町】【常滑市】「プロタイムズの建物診断」が他社と違う6つのポイント

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

いよいよ明日からゴールデンウィークですね♪♪

お家にいる機会が増えると、家の傷んでいる箇所が急に気になったりすることはないですか?

実はゴールデンウィーク明けというのはそのような理由から問い合わせがすごく増えるんです。

そこで、見積もりを取ろうとするとき、「屋根・外壁の建物診断をどこの業者に依頼するか 」で迷っている方も多いのでは。

今回は“プロタイムズの建物診断は他社と何が違うのかプロタイムズの建物診断ならではの魅力を徹底解説いたします

※屋根・外壁の建物診断サービスを行なっている業者は多々ありますが、サービス内容は業者によってさまざまです。

※屋根・外壁を診るサービスのことを、プロタイムズでは「建物診断」「診断」と言いますが、業者によっては「調査」「現調(現場調査)」「点検」などと言うこともあります。

「プロタイムズの建物診断」が他社と違う6つのポイント

「プロタイムズの建物診断」ならではの魅力を6つご紹介します。

●ココが違う① 有資格者が診断

プロタイムズの建物診断

実際に診断をする者が「外装劣化診断士などの有資格者」というのは、プロタイムズの建物診断ならではです。

一定以上の専門知識をもった有資格者が診断をするため、プロタイムズの診断結果の信ぴょう性(信頼度)は確かです。

 

●ココが違う② 診断費0円

プロタイムズの建物診断は無料です。調査に基本的に費用はかかりません。

「何等かの理由をつけて、後から費用を請求する」といったことも決してありませんので、ご安心ください。

※非常にまれですが、特殊な診断が必要な場合などには、費用がかかることがあります。費用がかかる場合は、建物診断前にご案内いたします。費用がかかる場合⇒散水検査を伴う雨漏り診断、精密診断法を伴う耐震診断、インスペクターによる専門的なホームインスペクション、マンションなどの診断 ほか

 

●ココが違う③ 国土交通省のガイドラインにそった50以上のポイントを診断

プロタイムズでは、国土交通省のガイドラインにそった50以上のポイントを確実に診断します。

▼診断ポイント

ベテランの担当者が診断をしても、「うっかり2箇所、診断し忘れた」といった人的ミスが起こってしまうことはあります。そのため、プロタイムズでは診断ポイントを明確にして、診断の抜け漏れが起こらない仕組みをつくっています

プロタイムズでは、より正確な診断をくだすために、さまざまな道具(診断ツール)を使って診断をします。

 

●ココが違う④ 目視だけでなく、道具(診断ツール)を使って診断

プロタイムズでは、より正確な診断をくだすために、さまざまな道具(診断ツール)を使って診断をします。

例)プロタイムズの建物診断で使用する「道具(診断ツール)」


打診棒

クラックスケール

非接触温度計

下地探し器

30倍 顕微鏡
10倍スコープ
10倍スコープ

※上記以外の道具(診断ツール)を使用することもあります。

●ココが違う⑤ 診断時に、傷みが生じている箇所を写真・動画で撮影

プロタイムズでは、診断時に、傷みが生じている屋根・外壁箇所を写真・動画で撮影します。

そのため、お客様は、外壁の高所部分/屋根上/屋根裏など見えない箇所に発生している傷みも、写真・動画でしっかり確認できます

※屋根上などの高所箇所は、「高所点検カメラ」「ドローン」で撮影をすることがあります(一部、実施していないプロタイムズ店舗もあります)。

プロタイムズの建物診断

▼写真・動画はそのままではわかりづらいため、お客様にわかりやすい状態に

・写真 → 各写真に解説をつけて、「外装劣化調査診断報告書」を  作成

・動画 → 編集をして「おすまいビデオ診断DVD」を作成

※詳しくは、下記の「ココが違う⑥」を参照ください。

●ココが違う⑥ 診断結果は「報告書」にまとめて提示

プロタイムズでは、診断結果を「外装劣化調査診断報告書」という報告書にまとめて提示します。

▼外装劣化調査診断報告書の内容

・外壁材・屋根材の種類・特徴

・屋根・屋根裏・外壁(東西南北の外壁すべて)・基礎部分・付帯部(破風・樋 ほか)・雨水の浸入リスクのある箇所などに生じている傷みの写真/傷みの解説

・各診断ポイント(各診断箇所)の状態 ※「良好」or「劣化有り」で判定 ほか

※外装劣化調査診断報告書を提示するのは、診断を終えてから約3~10日前後です。

診断日:屋根・外壁を診断

お客様から要望があった場合には、簡単に診断結果をお伝えします。

約3~10日後:「外装劣化調査診断報告書」を提示

報告書にそって、診断結果を詳しく説明します。

報告書といっしょにお渡しする「おすまいビデオ診断DVD」

一部のプロタイムズ店舗では、お客様から要望があった場合に「おすまいビデオ診断DVD」を外装劣化調査診断報告書といっしょにお渡しするサービスも実施しています。

 

DVDの内容例)


※一部のプロタイムズ店舗では「おすまいビデオ診断DVD」を行なっていません。

 

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【半田市】素材に合った選択が重要!錆止め塗料の効果とは? 

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

金属部分の塗装をお考えの方は錆止め塗料に実際の効果はどれほどあるのか?などの疑問をお持ちではないでしょうか?

錆止め塗料が効果を発揮するには、塗る前のケレン作業や素材にあった錆止め塗料の選定が必要になります。

今回は、そもそも錆止め塗料はどれくらい効果があるのか?

その効果を発揮するために重要な点について解説いたします。

錆止め塗料の効果とは?

 

錆止め塗料の効果を発揮するために必要な作業がケレンという作業です。「ケレン」とは錆止め塗料を塗る素地(塗装されていない部分)の錆や汚れを落とし、表面にキズをつけて塗料の密着をよくする作業をいいます。素地の調整を怠り錆が残ったままでは錆の進行を抑えることができず、どんな高性能な錆止め塗料を塗っても効果を発揮できません。

シャッターのケレン作業

近年、錆止めは変性エポキシ樹脂系のものが高性能でよく使用されます。しかし、エポキシ樹脂系は紫外線に弱いので仕上げ材として屋外の建物に塗るには向きません。ですから、耐候性の良い塗料を上塗りする事が一般的です。

まとめると、錆止め塗料を使用し錆を抑えるには、ケレン作業でしっかりと既存の錆を落としてから、耐候性の高い塗料を上塗りとして塗ることが大事です。

例外として、工具が入らない部位や騒音が出せないなどの理由から、十分なケレンができない箇所には錆の成長を止める塗料を塗る場合があります。
一般的に錆止め塗料を塗る場合はケレン作業で鋼面が露出するまで研磨する必要がありますが、ケレン不要で塗れ、防食ができる塗料も近年開発されています。

錆止め塗料を塗る箇所

錆止めを塗る箇所は、素材が鉄である金属屋根・鉄鋼構造物・階段の手すり、また亜鉛鉄板、アルミニウム、ステンレスにも塗ることができます。

錆止めを塗るタイミング

一般的な合成樹脂塗料で塗った鉄部は屋外で3~4年、屋内で5~6年程度で光沢がなくなり、チョーキングという現象が現れ、錆が発生してくるようになります。
錆が進行すると腐食して穴が空く危険がありますので、上記の症状が現れたら早めに塗り替えと錆止めを行うことが鉄部を長持ちさせるポイントです。

最適な錆止め塗料の選び方

これまで、様々な錆止め塗料を紹介してきましたが、種類が多く、どれを選択すればよいのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。

実は錆止め塗料は素地の状態や塗る場所などによっても適切なものが異なり、一概にどれが良いという答えは出せません。

ですので、例として樹脂、溶剤の種類から、鉄部の錆止めによく使用されるケースについてご説明いたします。

錆止め塗料の現在の主流でいうと、変性エポキシ樹脂系のものが高性能でかつ、塗り替えの現場でよく使用されます。

溶剤の種類は弱溶剤が多いです。溶剤とは何かというと、塗料は強溶剤、弱溶剤、水性の3種類があり、シンナーを混ぜて希釈して使用するものを溶剤系塗料、水で希釈して使用する塗料を水性塗料と分類し、溶剤系の中にはさらに強溶剤と弱溶剤に分類されます。溶解力の強いラッカーシンナー、エポキシシンナー、ウレタンシンナーなどを強溶剤といい、溶解力の弱い塗料用シンナーを弱溶剤といいます。

塗料の溶剤

一般的には強溶剤、弱溶剤、水性の順に耐久性が高いです。しかし、弱溶剤、水性塗料も技術の進化により耐久性は上がってきております。

性質 密着性・耐候性・耐久性 特徴
強溶剤  臭いが強い。旧塗膜を溶かしたり、剥離したりする可能性がある。アルミや鋼などに対しても接着力が高い。
弱溶剤  強溶剤よりも臭いが少ない。性能も上がってきており、旧塗膜の上にも塗れる。
水性  臭いが少ない、環境に優しい、溶剤系よりも耐久性は劣るが、近年は進化しており、性能も溶剤系塗料に近づいている。

鉄部の塗装には主に弱溶剤系が使われます。ただし、シックハウス対策で屋内に塗る場合には水性のエポキシ樹脂系のものを選択しても良いでしょう。

エポキシ樹脂は紫外線に弱いため、上からウレタン樹脂などの耐候性の高い塗料を上塗りする必要があります。

ここで、注意する点としては上塗りには何でも塗れるわけではなく、塗れる塗料の種類が決まっているケースがあるので、上塗り塗料に何が塗れるのかをパンフレットや塗装仕様書などで確認することが大切になります。

例えば、日本ペイントのハイポンファインプライマーのパンフレットには下記の記載があります。

ハイポンファインプライマーⅡ

画像出典:日本ペイント「ハイポンファインプライマーパンフレット」

この表の×になっている塗料は組み合わせが悪いので上塗りとして塗れないという事です。錆止め塗料を塗るときには上塗りとの相性にも気をつけるようにましょう。

錆止め塗料の塗り方と注意点

錆止め塗料の塗り方

①下地調整(ケレン作業)

ケレン作業

古い塗膜や汚れ・錆を皮スキ・ワイヤーブラシ・サンドペーパーなどでよく落とします。

※塗料の密着を良くするために錆びていなくてもケレン作業は行ってください。

ケレン作業は大変な作業ですが、錆止めの効果を発揮させる為に一番大切な作業です。

②マスキング

塗らないところに養生シートを使ってマスキングを行います。

③錆止めを塗る

錆止めを塗る

④中塗り、上塗りを塗る

下塗り

上塗り

錆止め塗料を塗る時の注意点

ケレン中の様子

ケレン中の様子

錆止め塗料を塗る時に注意するべき点は、既に何度もお伝えしていますが、素地調整です。具体的にはケレンという作業を行って既存の錆や汚れをしっかりと落とすことが必要です。

この、ケレン作業がしっかり行われていないと、錆の進行を抑えることができません。

錆止め塗料の効果はケレン作業によって決まるといってもいいでしょう。

 

まとめ

この記事では錆止め塗料について、その種類や効果、注意点をお伝えしてきました。種類の多い錆止め塗料ですが、近年はエポキシ樹脂系のものがよく使用されています。錆止め塗料を塗る前にはしっかりとした素地の処理が重要です。素地の処理が悪いとどんな良い錆止め塗料を塗ったとしても、最大の効果を発揮できないので注意してください。

また、錆止め塗料は基本的に紫外線に弱い為に、耐候性の高い上塗りが必要です。上塗りにも相性がありますので、塗料のパンフレットなどで適切な上塗りを確認しましょう。

この記事を参考に錆止め塗料の選定のお役に立てて頂ければ幸いです。

 

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【半田市】これでまるわかり!陸屋根の防水工事に関する全知識 

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

 

陸屋根の防水工事を行なってから数年が経過。そろそろメンテナンスをしなければと考えるけれど、どの防水工事にすればいいのかわからずに、そのままにしていませんか?

傾斜がなく、平らな陸屋根は、雨が降ったとき通常の屋根よりも水はけが悪く、防水効果が切れた途端に雨漏りを発生する可能性を持っています。いまは大丈夫でも、雨漏りが発生する前(劣化の初期段階)に、陸屋根を防水工事することで費用を安く抑えられ、お家を長持ちさせることができます。

今回は、陸屋根に関する基礎知識と防水工事の種類、長持ちさせるポイントなど陸屋根の防水工事に関する全知識をお伝えいたします。ぜひ参考にしてみてください。

1. 陸屋根の特徴と防水のタイミング

1-1. 陸屋根の特徴

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陸屋根(りくやね、ろくやね)とは傾斜のない平らな屋根であり、平屋根ともいいます。屋上庭園を作ったり洗濯物干し場として利用したり、屋上スペースを有効に活用することができます。さらに、平らであるため足場を設置するなどの手間がいらず、通常の屋根と比較してメンテナンスが容易です。屋上までの階段を設けている場合は、屋上の点検作業も簡単に行なうことができるメリットがあります。

マンションなどの高層建築物に多く見られ、最近では技術の向上やデザイン等の観点から一般住宅でも見かけるようになりました。

1-2. なぜ陸屋根は防水する必要があるのか

陸屋根は通常の屋根より雨漏りの危険性が高くなります。

通常の屋根と比較して傾斜がほとんどないため、雨が降ったとき水はけが悪く、屋根の防水性切れた時点で雨漏りに直結する可能性があります。

1-3. 防水工事をするタイミングと見分け方

メンテナンスは早めの方が費用も安くなるため、屋上までの階段を設けていて実際に確認できる方や近くに高い建物などがあり、高所から屋根を目視できる方は定期的に以下の項目をチェックしておきましょう。望遠鏡などを使って少し離れたところから劣化症状が見えた場合、実際はよりひどい状態の可能性があるため、早めに業者に依頼してきちんと確認してもらうことをおすすめします。

陸屋根を覗くことができない場合は、防水工事をしてから5~10年を目安にして業者に診断を依頼するといいでしょう。雨漏りが発生してからでは手遅れになります。イチオシは、陸屋根がいまどんな状態なのか写真を撮ってもらうよう業者に依頼し、自分でチェックすること。防水工事が必要だと言われた時には、その理由を業者に尋ねておくと安心です。優良業者であればきちんと、わかりやすく説明してくれるでしょう。

《早めのメンテナンスを検討しましょう》

・雑草が生えている

・目地がひび割れている

・コンクリートにひび割れがある

・ルーフドレン(水を流すための排水溝)の周りにゴミがたまっている

・雨の日に屋根の一部分に水がたまっている

すぐ補修すべき!というわけではありませんが、なにかしらの問題があり、少なからず防水効果が落ちてきています。ルーフドレンの周りのゴミを取り除く、業者に依頼してきちんとチェックしてもらうなど、早めのメンテナンスが鍵となります。

※雑草は、防水層まで根が生えている可能性があるため、むやみに抜くのはやめましょう。

《すぐ防水工事を依頼!》

・室内で雨漏りが発生している

・防水工事をしてから10年以上経過している

・防水層が膨れている

・ルーフドレン(水を流すための排水溝)が詰まっている

・剥がれたり壊れている部分がある

 

雨漏りしている場合はすぐに業者に依頼しましょう。

雨漏りしていなくとも上記の症状が出ている場合、防水効果がかなり薄くなっている可能性が高いので、いつどのようなタイミングで雨漏りに繋がるかわかりません。早めに業者に依頼して対処した方がいいといえます。

2.陸屋根の防水工事の種類と費用

陸屋根の防水工事には、大きく分けて3種類あり、塗る工法、貼る工法、どちらも利用した複合工法となります。

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2-1. 塗る工法(塗膜防水)

現場で液状の防水材料を塗り、防水の膜をつくる工法です。こちらはウレタン防水工事とFRP防水工事の二種類があります。

迷ったらこれ!ウレタン防水工事

ウレタン防水

液体のウレタンを複数回塗ることにより防水層を形成し、雨の浸入を防ぐものです。液体状のウレタンは複雑な形をした陸屋根面でも継ぎ目のない完全な防水層を形成できます。工程が単純なので安価で工事日数も少なくて済むので補修時に最も選ばれる防水工事です。

耐久年数は10年前後と短めですが、重ね塗りが可能なのでメンテナンス費も安く済みます。さらに、別の素材の防水材があってもそのまま上から施工できるため、撤去費用もかかりません。性能的に目立った短所はないのですが、乾燥に時間がかかるため、定期的にひとが行き来するマンションの通路(廊下)には不向きになります。その他にも、均一に塗装しにくい面があります。専用の機器を使用すれば、ある程度解決できますので、気になる方は業者に確認しておくといいでしょう。

人の出入りがあるならFRP防水工事

FRP防水

強度が高く耐久性に優れた「ガラス繊維強化プラスチック(FRP)」を使用して、防水層を形成する工法です。その強度の高さから、木造のベランダ床などにも多く採用されており、屋根に出入りする可能性のある方におすすめです。新築によく使用されています。紫外線が長期間当たると、劣化してひび割れが起こってしまうため、定期的にトップコートを塗り替える必要があります。様々な形状に施工ができ、継ぎ目のない防水層を形成します。保護層なしで歩行が可能なため、建物を軽くできます。施工時に臭いを発するため、予め工事前に業者に相談して対策を打っておきましょう。

2-2. 貼る工法(防水シート)

シートを下地に貼り付ければ完成する簡便性が特徴で、安価な工法です。塩化ビニールシートとゴムシートの二種類があります。

デザインが豊富!塩化ビニールシート防水工事

シート防水

 

塩化ビニール樹脂の防水シートを接着剤などで陸屋根面に貼っていく改修用防水工事です。意匠性に優れ、色や模様がプリントされたものもあるため、出入りのある屋上やマンションの通路などひと目につく場所におすすめです。ウレタン防水の次に人気のある工事になります。

施工後、軽歩行も可能です(歩行不可のタイプも存在するため、予め確認しておきましょう)。日光による紫外線や熱、オゾンに対して優れた耐久性を持っており、基本的にメンテナンスの必要がなく、長期的なコストパフォーマンスが高い防水工事ですが、シートのつなぎあわせなど工事の難易度が高いため、依頼する際には施工実績のある業者を選ぶようにしましょう。高層ビルなどの強風が予想される場所ではシートが飛ばされる可能性があるため不向きです。シート状の防水材は平滑な陸屋根の方にも最適です。

部分的な補修なら!ゴムシート防水工事

シート防水(ゴムシート)

 

シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを、接着剤やテープなどで陸屋根面に施工する改修用防水工事です。短工期・低コストのため、応急処置として部分的に補修したい方におすすめです。ゴムは伸びるため、地震などに強く昔は主流の一つでしが、接着剤が剥がれやすかったり職人による質のばらつきがし生じやすい面もあるため、依頼する際には施工実績のある業者を選びましょう。ゴムシートの保護層として塗装材を厚塗りすれば、軽歩行も可能です。

2-3. アスファルト防水

合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを貼り重ねていく工法です。歴史ある工法のため信頼性が高く、新築時の防水工事はほぼすべてアスファルト防水が採用されています。歩行するためには保護モルタルを貼る必要があり、屋根が重くなるため、木造住宅には不向きです。しかし防水性能は高いため、人が立ち入らない場合にいいでしょう。大きく分けて、トーチ工法と常温工法という二種類の施工方法があります。

トーチ工法

トーチ工法

 

シートの裏面に含ませたアスファルトを、トーチバーナーで炙りながら液状化し、塗るように貼り付けていく工法です。器具を用いて簡単に施工でき、シート同士を接合させる際隙間なく溶着させることができるため施工不良を減らすことができます。火を扱うことで煙や臭いが発生するため、改修時に採用されることはあまりない工法です。

常温工法

常温で材料を付着させる工法のことです。液状のアスファルト材を使い、シートを複数枚交互に貼りあわせていきます。「冷工法」とも呼ばれます。

トーチ工法と比べて接着技術を要しますが、熱による溶融が不要のため煙や臭いといった周辺や環境への影響がほとんどないのが特徴です。

2-4. 費用・耐久年数別防水工事一覧

各防水工事にかかる費用、耐久年数、メリット・デメリットを簡単にまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

費用(1㎡あたり) 耐久年数
ウレタン防水 2.500~7,000円 12年前後 目立った短所がなく、改修工事で迷ったらウレタン防水がいいでしょう。主流。施工場所を選ばず、複雑な形でも採用可。施工が容易なため、工期も短く済み、低コスト。
FRP防水 4,000~7500円 10年前後 陸屋根に人が出入りする方におすすめです。新築に多い。軽量ながら強靭な耐久性。歩行のみならず車両の走行も可能。定期的にトップコートを塗り替える必要があります。
シート防水(塩ビ) 2,100~7,500円 13年前後 下地の撤去がいらないので、改修工事に最適です。安価で色やデザインを選べる。紫外線・熱・オゾンに対して優れた耐久性を持つ。軽歩行も可。下地が平らである必要があります。
シート防水(ゴム) 2,100~7,500円 13年前後 安価で目立ちにくいところの工事、応急処置として最適です。ひび割れに追随する柔軟性があります。接着剤の性能が防水効果や耐用年数に大きく影響されます。下地が平らである必要があります。
アスファルト防水(トーチ・常温) 5,500~8,000円 20年前後 工事の手間がかかりますが、防水性能に優れており長持ちするためメンテナンスの回数が少なくなります。信頼が厚く、新築に多い。人の出入りがない場合におすすめです。(歩行できるようにするためには屋根が重くなります)

3. 防水効果を長持ちさせるポイント

3-1. ルーフドレン(排水溝)をこまめに掃除する

防水工事を行なった屋根で受けた雨水は全てルーフドレンと呼ばれる排水溝に流れていきます。排水溝が詰まっていると雨水が流れず、水たまりのある箇所から防水層が劣化していく可能性があります。

陸屋根に出入りができる方は、定期的に飛んできた落ち葉やビニールゴミ、土ぼこりなどを撤去するようにしましょう。もともとゴミなどが溜まりにくいようにストレーナーというカバーがついていますが、このストレーナーを外してドレン内部も清掃することも大切になります。

3-2. 色が変わってきたら、トップコートを塗り替える

トップコートは、防水シートなど何らかの防水層を形成した後、その上から塗ることで紫外線から防水層を守る役割をしています。トップコートが剥がれてくると紫外線や熱の影響によって防水層が急速に劣化してします。ウレタン防水であれば黄色く変色し、硬化してしまい、防水シートであれば黒い防水層が透けてきます。この黒い防水層が見えてくると、太陽の熱を反射せず吸収してしまうため屋根が暑くなり、室内の温度にも影響を与えて来るため、陸屋根の色は要チェックです。目安としては5年おきに塗り替えるといいでしょう。トップコートのなかには、10年おきの塗替えでも大丈夫な高耐久性のものや遮熱効果を持ったものもあります。

4.防水工事は業者に依頼しましょう

ホームセンター等で防水材や防水シートを購入し、自分で防水したいと考える方もいしゃっしゃるかもしれませんが、防水工事は専門性が高いため、専門の業者に依頼した方がいいでしょう。

万が一、自分で行って失敗した後に業者に依頼すると通常の工事費より高くかかることも想定されます。通常、防水工事は防水工事を取り扱っているリフォーム店や塗装業者、工務店などに依頼をします。

しかし、リフォーム店などが自社で防水工事を手掛けることは稀で、工事自体は提携している専門業者が行なうのが一般的です。さらに防水工事専門業者がすべての防水工事ができるというわけでもなく、だいたいウレタン防水や塩ビシート防水などいずれか一つの工法に特化しています。つまり、リフォーム店などは劣化状況やお客様の要望に合わせて、最適な工法とその工法に特化した防水工事専門業者を選定することになります。

そのため、いい防水専門業者に工事を行なってもらうためには、正しい防水工事の知識を持った業者に依頼することが重要になります。

見極めるポイントを3つまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1. 見積りは3社以上から取って比較

業者によって使用する材料、サービス、金額はバラバラです。リフォーム店や工務店など防水工事を行なっている業者3社程度から見積りをもらい、比較することで、防水工事に関する知識がしっかりしているか見極めることができます。わからない点はどんどん質問するようにしましょう。知識のある業者であれば、わかりやすく説明してくれるはずです。

①「防水工事 一式」と金額だけの見積書ではないか

新築工事と違い、実際に点検や工事をしてみないとどのような問題が出てくるかわからない防水工事で、曖昧な見積書はトラブルのもとです。ここは工事に含まれていないと追加の工事費を取られ、最初に聞いていた価格より高くついたというケースもあります。必ず詳細な見積書を出してもらいましょう。

②使用する材料のメーカー名と商品名をチェック

ウレタン防水、防水シートと一言に言っても商品によってグレードや特徴が異なり、メーカーが違えば価格も変わってきます。どこのメーカーのどの商品を使用するのか確認し、見積書(書面)に記載してもらうことでトラブルを防ぐことができます。

③塗布面積とその根拠をチェック

適正価格(材料がどれだけ必要か)をきちんと知るためには、正しい塗布面積が算出されていないといけません。業者によって塗布面積が多少異なってくるので、なぜこの面積が算出されたのか根拠も必ず確認しましょう。

どんな工事を行ない、どんな材料をどのくらい使用するのかなどがはっきり書かれた見積書を出す、わかりやすく説明してくれる業者が優良業者である可能性が高いです。大丈夫ですよ、お任せくださいと言うばかりで詳細を教えようとしない業者は、どこかで隠しておきたい不正があるのか防水に関する知識があまりない可能性が高いので避けたほうがいいでしょう。

4-2. 実績を確認しよう

次にインターネットなどで業者のホームページなどを検索し、防水工事の実績があるか、その内容に問題がないか確認してみましょう。その会社がいつ創業し、どんな仕事を請け負ってきたのか実際に尋ねたりホームページで確認するといいでしょう。アスファルト防水を依頼したい場合は、アスファルト防水の施工事例がある(多く手がけている)業者がいい可能性が高いです。

4-3. 工事保証やアフターフォローを確認しよう

工事保証やメンテナンス、アフターフォローなどのサービスがあり、わかりやすく説明してくれるかは重要なポイントです。保証期間はさまざまありますが、保証期間は何年なのかなぜその期間なのか必ずはっきりさせ、保証書など書面で出してもらいましょう。結局何年保証で何をしてくれるのかわからない、口頭だけの約束は後々何かあったときに対処してもらえないといったトラブルにもなりかねないため注意しましょう。

 

 

5. まとめ

いかがだったでしょうか?

防水工事には、防水材を塗る工法(ウレタン防水・FRP防水)、防水シートを貼る工法(塩ビシート・ゴムシート)、複合工法(アスファルト防水)がありますが、イチオシは安価で目立った短所のないウレタン防水です。主流の防水工事であるため、経験豊富な業者も多いので、記事を参考に各社から見積りを取ってみましょう。

その他に、陸屋根防水工事についてまとめると、下記4点がポイントになります。

・陸屋根とは傾斜がなく、平らな屋根のこと。水はけが通常の屋根より悪く、防水効果が切れると雨漏りに直結する可能性がある。

・前回の防水工事(新築して)から10年以上経過している場合は、防水工事をした方がいい。

・定期的に劣化状態をチェックし早めのメンテナンスを行なうことで、工事費を抑えることができる。

・防水工事には専門知識や技術が必要になるため、防水工事を扱っているリフォーム店や工務店、塗装専門店に依頼した方が◎

 

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