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【半田市】塗装工 技能実習生

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

先日、3年間プロタイムズ半田店にて技能実習生として働いてくれていたホックさんがベトナムに帰国しました。

コロナで中々出かける事も出来ず、日本を満喫する前の帰国となってしまいましたが、3年間大変真面目に働いてくれました。

ささやかですが、コロナも少し落ち着いてきたので送別会も行えました。

当社にはまだ3名のベトナム人技能実習生が在籍しておりますが、どの方も真面目でいい人ばかりなので、帰国となると寂しいですが、日本での経験を活かし、母国で素晴らしい人生を送ってくれることを祈っています 🙂 🙂

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【半田市】金属サイディングの外壁は定期的に塗装が必要

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

「金属サイディングの外壁は、塗装する必要があるのだろうか」と疑問に思われている方は少なくないでしょう。なかには、「築何年ぐらいで金属サイディングを塗装すればいいか」など、金属サイディングの塗装時期について調べている方もいらっしゃるかもしれません。

ずばり、金属サイディングには定期的な塗装が必要です。
塗装の時期は、新築にお住まいで、まだ一度も塗装をしたことがないという場合は築8~12年が一つの目安です。ただし、これはあくまで目安の数字。より正確な塗装時期は、金属サイディングに生じている劣化症状を確認することで見極めることができます。このあたりの内容について紐解いてまいります。

1.金属サイディングは定期的に塗装する必要がある

先述の通り、金属サイディングは定期的に塗装をする必要があります。

仮に塗装をしないと、どうなるかというと…
金属サイディングに生じるサビなどの劣化は確実に進行します。劣化が進行すると、金属サイディングの防水性は失われ、いずれは住まい内部に雨水の浸入を許すようになります。住まい内部に浸入した雨水によって躯体が腐食するようなことになれば、あっという間に住まいは寿命を迎えてしまうことになりかねません。

つまり、住まいを長持ちさせるためには、金属サイディングの定期的な塗装が不可欠だということです。

金属サイディングを定期的に塗装する必要があるとすると、気になるのは「我が家の金属サイディングは、いつ塗装をするのが良いの…?」ではないでしょうか。そこで、2章では、金属サイディングの塗装時期を見極める方法について詳しく解説いたします。

[参考]お住まいの外壁が「金属サイディングかどうかわからない」という方へ

「我が家の外壁が金属サイディングかどうか、わからない…」という方もいらっしゃるかもしれません。

お住まいの外壁材の種類を調べるならば、まず、お住まいの図面や、建築・購入した時の資料等を確認してみましょう。資料、外壁材のパンフレット等からお住まいの外壁材の種類がわかるかもしれません。もしくは、購入先に確認をしてみるのも一つの手です。

それでもわからない場合は、住まいのメンテナンスや外壁の診断を受ける際に、建築業者や塗装業者に確認をする方法もあります。

 

2.プロが教える!金属サイディングの塗装時期を見極める3つの方法

この章では、金属サイディングはいつ塗装するのが良いのか、塗装時期を見極める方法を3つご紹介いたします。

2-1.築年数 or 金属サイディングの耐久年数で見極める

「ざっくりと塗装時期の目安を把握しておきたい」という場合は、築年数や金属サイディングの耐久年数を指標とするのが良いでしょう。

●築年数で見極める
新築の場合(まだ一度も塗装をしたことがない場合)、築8~12年目が一つの目安となります。

●金属サイディングの耐久年数で見極める
金属サイディングの耐久年数(メンテナンス周期)は、約10年~と言われています。この数字も、塗装時期を見極める一つの目安となります。
※金属サイディングは製品によって耐久年数が異なるため、お住まいの金属サイディング製品の耐久年数はHPやパンフレット等でご確認ください。

上記の数字を見ていただければわかる通り、おおよそ10年前後が金属サイディングの塗装時期となります。ただし10年前後というのは、あくまで目安の数字。外部環境などによっては、外壁塗装が必要となる時期が10年前後から大きくズレることもあります。
たとえば耐久年数が10年の金属サイディングがあったとして、10年を待たずして早々に塗装が必要となることもあれば、10年経ってもまだ塗装しなくても良い状態を保っていることもあるということです。

より正確な塗装時期は、金属サイディングに生じている劣化症状を確認することで見極めることができます。以下、2-2で詳しく解説してまいります。

[参考]2度目以降の塗装の場合|塗料の耐久年数で塗装時期を見極める

金属サイディングの塗装が初回ではない(2度目以降の)場合、築年数や金属サイディングの耐久年数をもとに塗装時期を見極めることはできません。ではどうすればいいかというと、過去に塗装をした時に使用した塗料の耐久年数(メンテナンス周期の目安)が一つの指標となります。塗料の耐久年数によって、次は何年後に外壁塗装をすればいいのかをおおよそ掴むことができます。

▼外壁塗料の種類別|耐久年数(メンテナンス周期の目安)

塗料 耐久年数(メンテナンス周期の目安)
アクリル 約3年~
ウレタン 約5年~
シリコン 約7年~
フッ素 約15年~
ピュアアクリル 約15年~
無機 約15年~

※上記はあくまで目安の年数です。塗料製品によっては、上記年数と大きく異なることもあります。各塗料の耐久年数については、HPやパンフレット等でご確認ください。
※お住まいの外部環境等によっては、塗料の耐久年数を待たずして、早々に外壁塗装が必要となる場合もあります。

 

2-2.金属サイディングに生じている劣化症状で見極める

時間の経過とともに、金属サイディングには様々な劣化症状が生じます。この劣化症状を確認することで、外壁塗装が必要な時期をより正確に見極めることができます。

金属サイディングに下記のような劣化症状が見られる場合、塗装が必要な時期となります。

[塗装が必要な金属サイディングの劣化症状]

金属サイディング_赤錆
サビ(赤サビ)の発生
白サビ
サビ(白サビ)の発生


塗膜の膨れ
膨れ、剥がれ
塗膜のはがれ
チョーキング
著しいチョーキングの発生
※チョーキングとは、外壁を手で触ると、粉状のものが付着する状態のこと。

※お住まいが沿岸部や工業地帯にある場合、思いがけず早期にサビが発生することがあります。

★劣化症状によっては、塗装以外のメンテナンスや補修が必要となることもあります。詳しくは、下記5章を参照ください。

2-3.外壁塗装のプロに見極めてもらう

より正確に塗装時期を見極めようと思ったら、塗装のプロである塗装業者に依頼をして金属サイディングを診てもらうのが一番確かで間違いありません。
「もしかすると、塗装時期かも…?」という場合はもちろん、「塗装が必要な劣化症状が発生しているかどうか、自身で見てもよくわからない」という場合も、塗装業者に診てもらうのが良いでしょう。

塗装業者は2-2でご紹介した劣化症状の有無を目視で確認するだけでなく、
・ルーペで拡大して細かい部分をチェックする
・打診棒で外壁を叩き、音で外壁内部の状態を確かめる
など、より専門的に金属サイディングの状態を診ます。そのため、そもそも外壁塗装が必要なのかどうか、いつ外壁塗装をすべきなのかを、より正確に判断してもらうことが可能です。

多くの塗装業者が、外壁の状態や劣化症状などを確認する診断(現場調査、現調)などと呼ばれるサービスを提供しています。外壁を診る(診断)だけなら無料で対応してくれる塗装業者も少なくありません。問い合わせをしてみましょう。

 

3.いくらかかる?金属サイディングの塗装費用

金属サイディングを塗装するにあたり、「いくらかかるのか」は気になるところでしょう。
ずばり相場価格は下記の通りです。

■金属サイディング塗装の相場価格

80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)

※上記はあくまで目安です。金属サイディング塗装の価格は、外壁の広さ、選ぶ塗料の種類、劣化の進行具合などによって大きく変動します。
※屋根塗装をする場合は、別途費用がかかります。

 

「我が家の金属サイディングの塗装には、実際どのぐらいのお金がかかるのか知りたい」という場合は、塗装業者にお願いをして見積りを作成してもらうのが良いでしょう。1社だけの見積りでは、金額の妥当性を判断するのが難しいため、できれば2~3社に見積りを依頼して、比較することで、相場感を掴むのがオススメです。

 

[補足]金属サイディングのDIY塗装はオススメしない

塗装できない

もしかすると、費用を抑えるために「自分で金属サイディングを塗装したい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、一般の方が自身で金属サイディングを塗装することをオススメしません。

外壁塗装には、多くの専門的知識が求められます。たとえば、金属サイディングの塗装時には多くの場合サビの除去が必要となりますが、サビの状態によって除去方法などが異なります。こうした知識のないままに一般の方が自身で塗装をしてしまうと、施工不良を引き起こしてしまう可能性は十分にあります。

また、外壁塗装の工事は高所作業を伴うため、墜落・転落の危険性があります。事実、きちんとした訓練を受け、万全の準備をして臨んでいるプロですら、墜落・転落による死傷災害が起こっています。高所作業が一般の方にどれだけ危険かは言わずもがなでしょう。足場をたてずに脚立で作業するなど論外です。

金属サイディングの塗装は、プロに依頼するようにしましょう。

 

4.どの塗料を選べばいい?金属サイディング塗装の塗料

色選び

塗料には様々な種類がありますが、大きく分けると下記表の種類に分けることができます。

 

[塗料の耐久年数&相場価格]

塗料 耐久年数 相場価格 ※1缶あたり
アクリル 約3~5年 5,000~15,000円
ウレタン 約5~7年 5,000~20,000円
シリコン 約7~10年 15,000~40,000円
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000円
フッ素 約15年~ 40,000~100,000円
無機 約15年~ 50,000~120,000円
光触媒 約15年~ 50,000~100,000円

※上記の耐久年数や相場価格はあくまで目安です。各塗料製品等によっては、耐久年数や相場価格が上記と大きく異なることもあります。

塗料を選ぶ際に注意していただきたいのは、安い塗料=お得とは限らないということです。なぜならば、上記の表をご覧いただくと明らかですが、安価な塗料ほど耐久年数が短く、頻繁に塗装が必要となるためです。塗装回数が増えれば、当然、それだけ費用がかかることになり、耐久年数の長い塗料を選べば、それだけ劣化が生じにくくなるため、結果的に塗装の頻度を抑えることができます。

今後、何年ぐらい住み続けるかにもよりますが、長く住みたいと考えている場合には、耐久年数が長い塗料を選んだ方が、場合によっては塗装にかかるトータル費用が抑えられることもあるということは頭に入れておくと良いでしょう。

 

近年の塗料は防汚性・遮熱性・防水性・防カビ性など様々な性能(※備わっている性能は塗料製品によって異なる)をあわせもっています。塗料選びの際には、このあたりの性能についても比較・検討すると良いでしょう。

ちなみに、そもそも金属サイディング塗装には、金属サイディング素材対応の塗料を選ぶ必要がありますが、このあたりのことは塗装業者にお任せしておけば問題ありません。塗装業者の提案する塗料は、金属サイディング素材対応の塗料です。また、自身で気になる塗料がある場合にも、その塗料が金属サイディング素材対応の製品かどうか、塗装業者は必ず確認します。

 

5.[参考]押さえておきたい!塗装以外にも必要なメンテナンスがある

金属サイディングは生じている劣化症状によっては、塗装以外のメンテナンスや補修が必要となることもあります。下記、劣化症状別に必要なメンテナンスや補修をご紹介いたします。

場合によっては、金属サイディングの塗装と同時に下記の補修やメンテナンスを行なうこともあります。

5-1.藻・カビが発生⇒洗浄が必要

藻

カビ
カビ

金属サイディングに藻やカビなどが発生している場合は、早々に洗浄をすることを強くオススメします。なぜならば、藻やカビは水分を含むため、金属サイディングに発生すると、サビを誘発してしまう可能性があるからです。

藻やカビは、やわらかい布やスポンジ、中性洗剤などを使用して水洗いをすれば、自身で取り除ける場合もあります。ただし、高所での作業が必要な場合は、無理をせず塗装業者等に依頼をするようにしましょう。脚立などを使用して作業するのは大変危険なので、絶対にやめてください。

藻やカビは再発しやすいため、洗浄後も定期的に確認をするのがオススメです。自身で水洗いをして藻やカビをキレイに取り除けたと思っていても、住まいの外部環境等によっては、早々に再発してしまうことも珍しくありません。何度も発生するようであれば、塗装業者等に相談するのが良いでしょう。

5-2.キズがある⇒部分補修が必要


キズ 

擦りキズや搔き(かき)キズを放置すると、サビの発生につながる可能性があるため、早めに補修をする必要があります。キズの補修は、キズの箇所だけ塗料で部分補修をするのが一般的です。キズの部分補修は自身では難しいため、塗装業者等に相談をしてください。

5-3.シーリングの割れ⇒シーリングの打ち替えが必要

金属サイディングの外壁材と外壁材の間には、シーリング(コーキング)が使用されています。このシーリングは金属サイディングよりも劣化の進行が早く、おおよそ約5~10年周期での補修が必要です。

具体的には、下記のような劣化症状が生じている場合に補修が必要となります。

シーリング材ひび割れ
ひび割れ

シーリング破断
破断

シーリングボロボロ
剥離

シーリングが劣化すると、劣化箇所から雨水が入り込み、金属サイディングのサビを誘発してしまう可能性があるだけでなく、劣化したシーリング箇所から浸入した雨水は、住まい内部に浸入してしまう可能性もあります。そのため、シーリングの劣化は放置せず、早々に補修を検討しましょう。シーリングの補修についても、多くの塗装業者等が対応してくれます。

5-4.穴のあいている箇所がある等⇒部分的な張り替えが必要

・サビが進行し金属サイディングに穴があいてしまった
・なにかをぶつけて金属サイディングが凹んでしまった
といった場合は、問題のある箇所を同じ金属サイディングをつかって部分的に張り替えることができます。そのまま放置すると、雨水が住まい内部に入り込んでしまう可能性があるため、早々に塗装業者等へ相談をしてください。

※すでに雨水が住まい内部に浸入してしまっているなど、劣化の進行具合によっては、部分的な張り替えが難しく、全面の張り替え、もしくは重ね張りが必要となる場合もあります。

●重ね張り
既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する工法

●張り替え
既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する工法

 

まとめ

金属サイディングは定期的に塗装が必要です。塗装時期については、築年数 か金属サイディングの耐久年数からおおよそ掴むこともできますが、ベストな塗装時期を見極めるならば、劣化症状を確認するのが確かです。「自身で劣化症状を見ても、塗装時期かどうかよくわからない…」という場合は、塗装業者に劣化症状を診てもらうようにしましょう。

また、金属サイディングは塗装以外のメンテナンスや補修が必要となることもあります。このあたり5章にまとめておりますので、あわせて参考にしてください。

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【半田市】お住まいのベランダ防水|傷みの見極め方とメンテナンス費用について

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

洗濯物を干したりするためにベランダに出た時、ふと床面が傷んでいる事に気がつくことはないでしょうか?家は築10年を経つとひび割れや色あせなどの劣化症状が出始めます。それは、ベランダも例外ではありません。特にベランダは日中、紫外線が直接あたり、降水時は雨水を受け止める場所でもあるので傷みやすい場所になります。

一般的な戸建住宅の場合、ベランダの床面にはFRP防水というもので防水性能を持たせています。防水面の最上層はトップコートとよばれる塗料が塗布されています。経年劣化によって次第に傷んでいく為、おおよそ5、6年でトップコートを塗り替えていく必要があります。ベランダ防水の劣化を放置すると最悪の場合、雨漏りにもつながります。ベランダ防水は定期的なメンテナンスが必須なのです。

今回のブログでは普段馴染みのないベランダ防水の概要から、メンテナンス時期の見極め、メンテナンスに掛かる費用などをご紹介しています。

この記事を読んでお住まいのベランダ防水の状態を見極められる判断基準を自分の中に持ってください。

1.ベランダ防水工事には定期的なメンテナンスが必要

1-1.防水工事とはなにか


防水工事とは雨水を遮断し、漏水を防ぐ為におこなう工事のことです。一般的に防水工事は屋上、ベランダ、バルコニーなどに行なわれます。ベランダにおこなわれる防水工事を総称してベランダ防水と呼びます。
ベランダ防水工事は雨水の浸入を遮断する為に薄い防水の層を重ねて作られております。ベランダ防水工事の種類には液状の樹脂で層を形成する塗膜防水工事や、シート上の防水材で層を形成するシート防水工事、液状の樹脂とシートの両方を使用して隙間なく防水する複合防水工事というものがあります。木造の戸建て住宅のベランダ防水の場合、FRP防水という種類の塗膜防水工事がおこなわれる事が一般的なようです。
ベランダ防水工事では共通して、シートや塗膜で防水層を形成した後、防水層を守る為にトップコートと言われる塗装を施します。このトップコートの耐久性は一般的に5、6年程度から劣化が始まると言われており、トップコートの初期劣化を放置してしまうと、下層まで傷みが進行し、最悪の場合には素地まで浸水してしまう事もあります。
その為、トップコートは定期的にメンテナンスをしていく必要があるのです。

さて、木造の戸建て住宅ではFRP防水と呼ばれるベランダ防水工事が一般的です。まずはFRP防水が一体どのようなものか、その概要について下記で詳しくご紹介します。

 

1-2.FRP防水

FRP防水はベランダの防水工事の一種です。ベランダ防水工事の中の塗膜防水工事に分類されます。
FRP防水とはFiberglass Reinforced Plasticsの略で、直訳すると繊維強化プラスチックという意味です。
木造住宅のベランダを形成した合板などにプライマーを塗った後、防水用ポリエステル樹脂を塗り、ガラスマットを貼り付けます。更にその上から防水用ポリエステル樹脂を塗りこみ、空気層をなくす作業(脱泡)をおこなって防水層を作ります。その後、同じ工程を繰り返し2重の防水層を仕上げていきます。最後に、サンダーや研磨紙で表面をなめらかにした後にトップコートを塗って仕上げます。
ベランダ防水

 

冒頭でもお伝えした通り、防水工事の最上層はトップコートと言われる塗装の施された層です。FRP防水も同様で、トップコートが最上層にあります。ベランダ防水の状態を保つ為にはトップコートが傷みだした段階で補修をおこなう事が重要になります。

また、ベランダ防水工事には他にもウレタン塗膜防水やシート防水、アスファルト防水などもあります。
集合住宅や商業施設の屋上など広大な場所で使われる防水工事の工法の為、戸建住宅のベランダの防水工事について記載している今回の記事では割愛させていただきます。

2.ベランダ防水の劣化のサインの見極めと補修方法

一般戸建て住宅では新築の際ベランダ防水工事はFRP防水でおこなわれます。FRP防水の傷みはトップコートの劣化であれば軽度、防水層や素地に至る劣化は重度であると判別ができます。

FRP防水の劣化症状と補修方法
劣化症状 劣化写真 補修方法
トップコートの色褪せ トップコート色あせ トップコートが経年劣化によって色褪せてきた場合、トップコートを塗り替えして補修します。
トップコートの割れ トップコートの割れ 部分的な割れの場合は下地補修をおこないトップコートの塗り替えをします。
大きく割れており、ひび割れが重度の場合には下地から施工します。
苔、藻、草の繁殖 トップコートが褪せてきて、表面の劣化が進行すると苔や藻、草の繁殖がおこりやすくなります。
高圧洗浄で洗い流してからトップコートを塗り替えして補修します。
防水層の浮き 防水層の浮き 部分的に下地材との密着不良によって浮いている場合には研磨後、防水層を部分的に補修しトップコートの塗り替えをします。
全体的に広い範囲で浮いている場合には下地から施工します。
塗膜の膨れ 塗膜の膨れ ベランダの素地に湿気を含んだまま防水工事をおこなうと、湿気が気化した際に内部から防水層を押し上げてしまいます。軽度の場合は膨れた部分だけを切り取り下地補修をおこなった後にトップコートの塗り替えをします。

ベランダに無数に膨れが発生した場合には下地から施工します。

ベランダ防水工事では下が直接、居室の場合、防水層が割れてしまったり、傷んでしまうと漏水を引き起こす可能性が高いため、現在の防水層を一度撤去し、再度新設する事になります。そうなると費用や手間も掛かってしまいます。なので、軽度な劣化症状の段階でトップコートを塗り替えて防水層を保護する事が重要なのです。

 

3.ベランダ防水工事、メンテナンスの依頼先&費用

3-1.ベランダ防水工事ができる塗装専門店や工務店に依頼する

ベランダ防水工事を依頼する時は塗装専門店工務店総合リフォーム店などに依頼をします。なぜならメンテナンスの際、ベランダ防水工事だけする方は少数で、お住まいの塗り替えと一緒にベランダ防水工事(トップコートの塗り替え)をおこなう事が一般的だからです。
また、一般の方にはあまり知られていませんがベランダ防水工事だけを専門でおこなっている業者もあります。トップコートの塗り替え程度ですと、依頼先の業者の職人がおこないますが、防水層まで傷んでいる場合には、ベランダ防水工事を専門でおこなっている業者に依頼先の業者が発注をする場合もあります。
つまり、ベランダ防水工事は劣化が進行しているほど、特化した技術が必要で施工が難しくなるといえます。最近ではDIYでベランダ防水工事のメンテナンスを推奨する情報も多く出回っていますが、一般の方が実施できるのは、まずトップコートの塗り替え程度だと考えてください。防水層まで傷んでいる場合にはプロに任せるのが一番です。
その窓口として、塗装専門店や工務店、総合リフォーム店を選ぶのをオススメします。前述の通り、お住まいの状態を保つ為にはベランダだけでなくトータルでメンテナンスしていく必要があるからです。

3-2.ベランダ防水工事にかかる費用の相場

では、ベランダの防水が傷んでしまった場合、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。トップコートの塗り替えは比較的安価で実施できます。
ですが、傷みが進行してしまい下地から施工していく場合はトップコートの塗り替えのおおよそ倍の値段がかかります。
家の状態を保つ為なのはもちろんですが、メンテナンス費用が家計の負担にならない為にも定期的にトップコートを塗り替えして良い状態をキープしたいものです。

工法 耐久年数(業者がおこなった場合) 費用相場

高圧洗浄

100~300円 / ㎡

下地補修
※ひび割れ補修の場合
ひび割れの状態、工法によって費用に幅が出ます

1,000~3,000円/箇所

トップコートの塗り替えの場合

約5年~10年 2,000~3,500円/㎡

下地から施工する場合

約 10~15年 4,000~7,500円/㎡

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回のブログでは一般的な戸建て住宅のベランダ防水工事に使用されるFRP防水について詳しく解説をしました。ベランダ防水は塗膜やシートによって防水層を形成し、その上に防水層を保護する為にトップコートが塗られております。ベランダ防水は日々、紫外線などの劣化要因にさらされています。経年劣化を放置すると、最悪の場合ひび割れなどから雨水がベランダの素地まで入り込み雨漏りを引き起こす事態もあるのです。そうならない為にもおおよそ5、6年でトップコートを塗り替えて防水層の防水性能を保っていく必要があるのです。

ベランダ防水の傷みには軽度なものから、重度なものまであります。
◎比較的軽度
トップコートが色あせてきている
トップコートの細かいひび割れができている(ヘアクラック)
藻や苔が繁殖している
◎比較的重度
塗膜が剥がれてしまっている
塗膜が膨れてしまっている

まずは自分の家のベランダがどんな状態なのか確認してみましょう。そして、経年劣化があると思った際には自分でなんとかしようとせずに、まずはプロのお住まい診断を受けてみるのがよいですよ。

 

 

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