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【半田市】【阿久比町】【常滑市】こんな劣化症状が見られたら要注意!

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

本日は劣化事例をご紹介(>_<)
こんな劣化があったら気を付けて下さいね・・・

チョーキング現象

外壁を手で触ると白い粉が付きませんか?
これは塗膜が劣化を起こし始めた初期段階で現れるもので、
チョーキング現象が起こったら塗替えを考える時期だと言われております。

シーリングの劣化


外壁の目地部分、サッシ廻りなどシーリング(コーキング)が打設してあると思います。
皆さんの家のシーリングはどうですか?
写真のようにひび割れ・痩せなどは起こしておりませんか。
ここから外壁内部に水が侵入してしまいます(>_<)

塗膜の剥がれ


こちらは塗膜が剥がれてしまっている状態です。。
経年劣化もございますが、不良施工が原因の可能性もあります。
外壁の表面から水が浸入してしまうので、塗装によるメンテナンスが必要です。

皆さんのお家はどうですか?
今回紹介した劣化以外にも様々な症状がございます。
一度ぐるっと見てみるのもいいかもしれませんね(^_^;)
もし、気になる劣化がありましたらプロタイムズまでご連絡ください。

 

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【半田市】【常滑市】【阿久比町】モニエル瓦を塗装する前に知っておきたい知識 

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

完全解説!モニエル瓦を塗装する前に知っておきたい知識

モニエル瓦の屋根塗装

最近、自宅のモニエル瓦の色褪せやひび割れが目立ってきた。訪問販売の営業マンが何度も指摘をしてきたり、同じくらいに建てた周りの家もだんだんと塗装をし始めた。

そろそろうちも塗装を検討しているものの、モニエル瓦にどのような特徴や劣化症状が見られ、何に注意すればよいのか全く知識が無い。

でも、業者任せにするのも不安だから、少しでも知識をつけておきたい。

そのようなお悩みはありませんか?

この記事ではモニエル瓦の特徴や塗装を行う場合の費用や工程、注意点についてご説明いたします。

モニエル瓦の塗装に関する知識をつけ、塗装した後に後悔しないためにも、ぜひご活用下さい。

1.モニエル瓦の特徴と塗装の必要性

1-1.モニエル瓦の特徴

モニエル瓦

モニエル瓦とは、ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られる「乾式コンクリート瓦」のことです。主な内容成分がセメントであるため、表面を塗装しなければ瓦自体には防水性能はありません。

モニエル瓦はセメント瓦の一種ではありますが、瓦表面の処理が特殊なため通常のセメント瓦とは少し違います。成型されたモニエル瓦には、着色スラリー(セメント、砂、骨材、顔料懸濁液※1の水和硬化層※2)というセメントの着色剤を厚めに塗られており、さらにその上をアクリル樹脂系のクリアー塗料で覆って完成させます。

施工性が良く、豪雨や強風にもよく耐える防水性を備えています。また、断熱性や耐震性にも優れているだけではなく、デザインにも多様性がある大変有能な屋根材なのです。

しかし、有能であるモニエル瓦、「塗装する」となると数ある屋根材の中でも1番厄介な屋根材とも言えます。

先程も述べましたがモニエル瓦には着色スラリーという着色剤を塗っているため、瓦の表面には「スラリー層」と呼ばれる層が出来ています。

モニエル瓦を再度塗装する場合は、このスラリー層を綺麗に取り除いた後に塗装を行う必要があるのです。

もし、このスラリー層が残った状態で上から塗装してしまうと劣化したスラリー層と一緒に塗装が剥がれてしまう原因となってしまうからです。

そのため、モニエル瓦を塗装する際には、細心の注意が必要になります。

※1 顔料懸濁液=顕微鏡で見える程度の顔料の粒子が分散している液体。
※2 水和硬化層=着色されたセメント材料。

 

1-2.モニエル瓦に見られる劣化状況

では、モニエル瓦は経年によってどのような劣化症状が起こるのでしょうか。

下記にモニエル瓦に起こりうる劣化症状についてまとめました。

劣化症状 メンテナンス方法 写真
ひび割れ・滑落 ・防水テープによる補修・接着パテによる補修

・新しい瓦との交換

 モニエル瓦割れ
 瓦のズレ ・既存瓦のはめ直し・屋根葺き直し

・屋根葺き替え

 瓦のズレ
塗膜の剥離・チョーキング ・塗装・屋根葺き替え  モニエル瓦の塗膜剥離
 漆喰の割れ・滑落 ・漆喰詰め直し・棟取り直し

・屋根葺き替え

 モニエル瓦・漆喰劣化①
 防水シート(ルーフィング)の劣化 ・防水シートの一部張替え・防水シート全張替え 防水シートの劣化

上記のような劣化症状が現れた場合は、住宅への雨水の浸入が考えられます。住宅へ雨水が浸入すると、住宅そのもの(素地)を劣化させ、住宅の寿命を縮めることになってしまいます。

そのような事態を避けるためにも、早期メンテナンスを行う必要があります。

1-3.モニエル瓦塗装時の注意点

「スラリー層」を取り除かないと施工不良になる恐れ

モニエル瓦は塗装を行う場合は瓦表面にある「スラリー層」を徹底的に取り除かなければならないため、細心の注意が必要です。経年劣化により脆くなったスラリー層を綺麗に取り除かずに上から再塗装をしてしまうと、古いスラリー層と一緒に塗膜が剥がれてしまいます。

そのため、入念に高圧洗浄を行い「スラリー層」を完全に除去しないと、施工不良の原因にもなります。

また、スラリー層を高圧洗浄で除去する際はかなり汚れた水が出ます。それが近隣の住宅へ飛散しないようにすることにも注意が必要になります。

 

モニエル瓦専用の塗料を使用する

モニエル瓦には「モニエル瓦専用塗料」が存在します。モニエル瓦の塗装では使用する塗料にも注意が必要で使用ができない塗料を使ってしまうと早期劣化、施工不良の原因にもなりかねません。

業者に見積りを依頼した場合には、その見積りに「塗料の商品名」を記入してもらい、それがモニエル瓦でも使用可能な塗料なのかどうかを確認してから依頼しましょう。

商品名が分かれば、最悪の場合、自分で調べることも可能です。

しかし、商品名が分からないと自身で調べることもできませんので、必ず何の塗料が使われるのは把握できるようにしておきましょう。

次章でモニエル瓦の専用塗料を紹介いたします。

2.モニエル瓦専用塗料の紹介

塗料メーカーが販売しているモニエル瓦専用塗料をいくつかご紹介します。

【スラリー洋瓦用シーラー/水谷ペイント株式会社】

スラリー洋瓦用シーラー

 

劣化した乾式洋瓦の脆弱なスラリー層に浸透し、補強、優れた付着性を発揮する塗料です。乾燥スピードが速く、塗装工程時間の短縮化が可能。また、一液型の無希釈タイプの塗料のなので、優れた作業性、施工性を発揮します。

 

【ヤネフレッシュSi/エスケー化研株式会社】

ヤネフレッシュSi

 

優れた耐候性、防カビ・防藻性を持つ塗料です。浸透性、密着性、隠ぺい力にも優れており、下地の透けがありません。
また、ハケ、ローラー、エアレス、いずれでも施工が可能なため、施工性にも優れた塗料です。

 

【マイティーシリコン/オリエンタル塗料工業株式会社】

マイティーシリコン

 

優れた耐候性、防カビ・防藻性を持つ塗料です。浸透性、密着性にも優れており、下地材が必要ない塗料です。
また、塗料に鉛を含まない顔料を採用しているため、刺激臭も少なく、環境に配慮した塗料です。

 

【モニエルパワープライマー/株式会社アステックペイント】

モニエルパワープライマー

 

スラリー層への浸透性に優れており、塗膜剥離等の表面劣化を抑えることができます。また、水性塗料であるため、環境にも配慮した塗料です。
また、上塗り材に溶剤系塗料の使用も可能なため、選べる上塗り塗料のバリエーションも増えます。

 

3.モニエル瓦塗装の費用相場

一般的な戸建住宅(塗り面積50~80㎡)の場合、塗装にかかる費用は25~40万円程度になります。

しかし、この費用はあくまでも目安であり、屋根の劣化状況や使用する塗料等によっても変わってきます。

そのため、正確な金額は業者へ見積りを依頼し、確認しましょう。

 

4.モニエル瓦の塗装工程

モニエル瓦の塗装工程を紹介致します。流れは一般的な屋根の塗装とほとんど同じです。ただし、何度も指摘している通り「スラリー層」を徹底的に取り除かなければならないため、その分、塗装にも手間がかかることになります。

手順 作業工程 内容
高圧洗浄 高圧洗浄を行い、カビや汚れ、スラリー層が無くなるまで洗い流す ・スラリー層を完全に取り除く
・ターボノズル(トルネード)を装着/ 通常より水圧をあげて洗浄(1~2回)
・飛散防止シートを設置し、注意する
・洗浄後は十分に乾燥させる。
ケレン 下地調整、下地補修等(ひび割れ補修、破損瓦の交換)を行う ・高圧洗浄でもどうしても落としきれないスラリー層はケレン具(ワイヤーブラシ、マジックロン、スクレイパーほか)を使用し、除去する
下塗り 下塗り材を塗る ・エポキシ系のシーラー等、浸透性に優れた塗料が良い・瓦にたっぷり含ませるように塗布する
上塗り 上塗り材を塗る ・塗りムラ、塗り残しが出ないように丁寧に塗布する

 

上記は基本的な流れであり、瓦の劣化状況等によっても工程が変わる場合もあります。

 

5.まとめ

いかがだったでしょうか。モニエル瓦を長期的に長持ちさせるには塗装が必要です。

モニエル瓦の塗装を正しく行うためには、徹底した下地処理とスラリー層の除去が必要です。また、塗料メーカー各社からモニエル瓦に適した専用の塗料も発売されています。

この記事で挙げたポイントを頭に入れた上で、モニエル瓦の塗装を検討してみてください。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】住宅によく使われる鉄部の塗装の重要性と塗装するとき注意すべきポイント 

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

外壁塗装・屋根塗装をご検討の方で、業者へ見積りを取られた際に「鉄部 塗装」「付帯塗装(鉄部)」などの記載を見られたことはないでしょうか?

外壁塗装・屋根塗装をする際、お見積もりを取ると一緒に門扉や雨戸、手すり、金属製の階段、ポスト、給湯器などの鉄部への塗装も提案されるケースがあります。雨戸だけでも枚数次第では思ったよりも金額がかさむこともあります。

ご存じのとおり、鉄は水と空気に触れると錆びます。錆が出ると、外壁はまだ綺麗でも、家全体を見ると汚いといった印象を与えてしまったり、門扉や雨戸が錆びると閉まりが悪くなってしまったりします。

ですので、鉄部の塗装は、「自分で買った大切な家を長持ちさせたい」「おしゃれなお家を保っていたい」などと思う方には、外壁や屋根と同じくらい大切な工事なのです。

本ブログでは、住宅によく使われる鉄部の塗装の重要性と塗装するとき注意すべきポイントをご紹介いたします。

1.鉄部をメンテナンスしないことに伴うリスクと処置方法

住宅における鉄部とは、鉄でできている部材のことで、磁石を近づけるとくっつく部材ものものはすべて鉄部です。鉄部はコーティング(塗装)が施されています。お風呂場にヘアピンを置いておくと、3日も経てば錆が発生するように、鉄は水と空気さえあれば酸化し錆を発生させてしまいますので、住宅における鉄部へも必ず塗装がされています。この章では、鉄部をメンテナンスせずに放置するとどうなるか?また、その後の対処方法についてご紹介いたします。

1-1.鉄部は5年経てばメンテナンスを検討すべき

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住宅で使われている鉄部の建材は、新築時または新しく設置したときには外壁や屋根同様、すでに塗装が施されているものが使用されるケースがほとんどです。
しかし、その塗装に使われている塗料の多くはアクリル塗料でその寿命は約5年程度であるため、立地条件により差はありますが5年ほどで表面のコーティング機能が低下してしまいます。

メンテナンスをしないまま、放置してしまうと以下のような問題が起きる可能性があります。

 

1-2.塗装しないことでおきる2つの問題

・美観が損なわれる

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鉄部を保護している塗膜は、5~7年で保護機能が低下していき、そのまま放置をすると機能を果たさなくなってしまいます。そうすると、鉄部がむき出しとなり、雨・空気に触れることによって錆が発生します。少しの錆であればあまり目立ちませんが、箇所が多くなればなるほど全体の色のトーンを落とし、お家の外観に暗いイメージをもたせてしまうことになります。特に玄関の門扉やポストは、訪れる方が一番最初に見る箇所であり、建物を印象を良く見せる上で非常に重要な箇所といえます。

・錆による機能低下

門扉塗装

「雨戸が開きにくくなった」や「鉄製の門扉の一部が手でさわるとぼろぼろと崩れる」などを体験されたことはありませんか?錆が発生することにより、通常の機能を発揮しない建材も中にはあります。錆は、一度発生してしまうと一気に進行し、放置すると鉄の強度がなくなっていきます。そして、劣化がひどくなると、指で押すだけで躯体部分が曲がったり、ぼろぼろ崩れたりするため、そうなってしまうと塗装でのメンテナンスは不可能となり、取替えといった処置をとることになります。ここまで進行してしまうと、メンテナンス費用は塗装よりもはるかに高くなってしまいます。ですから、早めのメンテナンスをしておくことが大切になるのです。

 

1-3.鉄部を長持ちさせるためのメンテナンス時期

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鉄には、素地そのものを長く使えるよう表面を塗装で保護されているということを繰り返しお伝えしています。しかし、自分の家の鉄部が塗装が必要かどうかの判断が難しいですよね。実は現在使用されている塗料には耐久年数があり、塗料グレードと塗り替え時の処置方法によって長い短いは変わってきます。塗料の耐久年数はまだ金額を見れは少しは判別できますが、施工に関してはわからないことの方が多いかと思います。ここでは、鉄部を長持ちさせるためのメンテナンス時期をご紹介いたします。

①表面を触ると手に粉がつく「チョーキング現象」が発生した時

鉄部を守るために大事なのは、鉄部を保護してくれる塗膜を正常な状態に保つことです。一般的に鉄部に塗られている塗料は、日々紫外線や雨にさらされ劣化しています。塗料が劣化していくことで機能を果たさなくなる、つまり鉄部を保護できなくなるまでに次の新しい保護膜をつくってあげることで、鉄部の寿命はのびます。新しい保護膜を作るタイミングとして良いタイミングが、「チョーキング現象」が発生したときです。

※チョーキング現象とは
塗料中に含まれる樹脂が、太陽の光や、熱、雨水によって劣化しやせていくことで、塗料中の顔料が表に出てしまう現象。外壁を触ると手に粉が付く現象。

■塗膜の劣化症状の段階

症状 症状が現れる目安
レベル1 艶がなくなる ~3年
レベル2 色があせてくる 05-色あせ ~3年
レベル3 チョーキング現象が発生する チョーキング 3~5年
レベル4 ひび割れする 狭山市 経年劣化で外壁ひび割れ シリコン塗料で外壁塗装|ガイソー所沢店|所沢の外壁塗装・外装リフォームなら ~7年
レベル5 はがれる モニエル瓦の塗膜剥離 ~7年

 

チョーキング現象は、手で触ると粉がつくので劣化レベルの中でも特にわかりやすい劣化状態です。メンテナンスの目安としては、新品から約3~5年たったころです。その地域や新品時に使用されている塗料によってこの年数は大幅に変わってきますが、一般的な新築時に使われるアクリル塗料やウレタン塗料などの耐久年数から推測すると、おおよそこの年数でチョーキング現象が発生します。このまま放置しておくと、鉄部を守っている樹脂がやせていき、やがては、鉄部を外気に触れさせてしまいます。そして外気に触れてしまった箇所は空気と水と触れることで錆が発生し、進行していきます。錆を発生させないためには塗膜が鉄部の保護膜としての性能を保っているうちに再塗装をすることをお勧めします。

②斑点程度の錆が発生した時

錆が発生したらもう手遅れ・・・ではありません!このタイミングではすでに錆が発生していますが、斑点程度の少しの錆であれば、まだ鉄部を長持ちさせるための処置は間に合います。処置方法としては、まずサンドペーパー(やすり)で錆が全てなくなるまで除去し、錆止めを塗布してから再塗装を行います。

 

1-4.症状別!鉄部のメンテナンス方法

この章では具体的に目でわかる症状3つを取り上げ、各症状別にどんな処置方法が良いのか紹介します。

[症状1] チョーキングが発生している場合

06-チョーキング

原因:紫外線による樹脂の劣化

対処方法:DIYでも可脳です。塗膜に付着する旧塗膜やごみを高圧洗浄(または中性洗剤)にて取り除き、錆止め塗料(1回目塗装)と上塗り2回(2回目、3回目塗装)の3回塗装を行う。

 

[症状2] 塗膜があり部分的に斑点のような小さな錆が発生している場合

原因:塗膜の保護機能低下による鉄の酸化(弱)

対処方法:業者に依頼することがお勧め。やすりやワイヤーブラシ、皮すきのような手工具を使ってケレン(錆、劣化塗膜の除去)を行い、光沢のある鉄面にしてから3回塗装(症状1同様)を行います。

 

[症状3] 錆による腐食が激しく塗膜の劣化もみられる場合

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原因:塗膜の保護機能低下による鉄の酸化(強)

対処方法:業者に依頼することがお勧め。ディスクサンダー、ワイヤーブラシと呼ばれる電動工具を用いたり、やすりやワイヤーブラシ、皮すきのような手工具を使ってケレン(錆、全塗膜の除去)を行い、光沢のある鉄面にしてから3回塗装(症状1同様)を行います。

※鉄部の塗装で最も大切なのは、再塗装前に完全に錆をとること(ケレン)です。錆は発生しているということは、すでに錆部分に水分が含まれているということです。つまり、この錆を取らず、上から塗料を塗ってしまうと塗膜の下にはまだ水分が残っている状態となり、錆の進行は止まりません。

 

2.部分別!鉄部の塗装の価格相場

鉄部を塗装する際、金額を決めるのは、「ケレン(錆をとる作業)の手間代」+「塗装の手間代」+「塗料代」です。塗料が同じでも劣化具合や、塗る範囲によって金額は当然変わってきます。ここでは、各部位の一般的な塗装費用相場をご紹介します。

各部位の一般的な費用相場(足場設置代は含まない)

箇所 相場
雨戸 (1枚)2,000~5,000円
(m2)1,000~1,350円
戸袋 (1個)2,000~5,000円
門扉 (両開き2枚分)15,000~20,000円
鉄階段 80,000~300,000円
給湯器 10,000~30,000円
ポスト 2,000~10,000円

※費用は範囲・業者・劣化状態によって異なります。

2-1.雨戸・戸袋

雨戸1枚塗装するにはおおよそ2,000円~5,000円が相場です。お家に雨戸がある大きな窓が3箇所あるとすると、1つの窓につき2枚の雨戸があると仮定して、全体では1.2万~3万円ほどで塗装ができます。ただし、2階などの雨戸を塗装する場合には足場(10万~20万円)が必要であるため、上記の値段でするには、外壁や屋根の塗装と一緒にしたほうがお得です。

戸袋塗装

色は最も多く使われるのがブラウン・ブラックです。2色とも汚れが目立ちにくいのでとても人気があります。
一方ホワイトやグレーは汚れが目立ちやすいので、雨戸の中ではあまり人気がある色ではありません。ホワイトの雨戸は、1年もすれば劣化が目立ち始めます。
一般的に戸袋と雨戸はセットで塗装を行います。業者ごとの施工費や使用する塗料によって価格に差は出てきますが、1箇所(1枚)あたりおよそ2,000円~5,000円が相場となっています。

 

2-2.門扉

門扉は、一式で見積もりが出されることが多いですが、費用はおおよそ約1万5千~2万円(7千~1万円/枚)です。工程としては表面の汚れをワイヤーブラシ・サンドペーパーを使って落とすケレン作業を行い、錆止め塗料を塗ったあとに、上塗りを塗装します。錆の程度が軽い物であれば1日で仕上げることができます。

 

 

2-3.鉄階段(10段)

マンションやアパート、公園などにある鉄製の階段を塗装(両面塗り)する時にかかる費用はおおよそ8~30万円です。鉄部の塗装は「ケレン+錆止め+上塗り」の仕様で行う必要があります。

 

2-4.給湯器

給湯器は、錆の状態や塗装部位(前面のみ塗装や配管カバーも含めて塗装、設置アダプターや枠の塗装など)やカラーによって値段が異なりますが、概ね1~3万円程度で塗装が可能です。

給湯器を塗装するときに注意すべき点は、給湯器の品番が表記されている部分や、ネジ部分、その他塗ってはいけない部分もあるため、業者に依頼する場合でも打ち合わせをしっかりとすることをおススメします。

 

2-5.ポスト

ポストは、塗装部分がわずかしかありませんので、塗料の費用はあまりかかりません。手間でどのくらいかかるのか?で金額が変わります。旧塗膜があり、塗装のみであれば市販の塗料を購入して自分でも塗装可能ですし、2,000円~でも業者に依頼することは可能です。錆がひどい場合は業者に相談することをおススメします。

 

3.鉄部塗装時に確認したい5つこと

「ちょっとだけの補修だから。」と「外壁を塗装するついでだから。」と油断してしまいがちなのが鉄部の塗装ですが、注意したい点がいくつかあります。ここでは、鉄部の塗装工事を検討する際に必ず確認していただきたい点をご紹介します。

3-1.施工時に一番大事な工程「ケレン」を行っているか確認する

ケレン作業

この記事で何度もお伝えしていますが、鉄部塗装で一番大切なのが塗装前の「ケレン作業」です。

ケレン作業によって既存の錆をしっかり取らないと、いくら上から錆止め塗料を塗っても錆の進行は止まりません。ケレンをしっかりやってくれる会社なのか?確認しましょう。

■確認方法

見積もり時に「ケレン作業はしっかりやってくれるのか?」実績などを確認。

塗装完了時にケレン後の鉄面の写真と使用した塗料缶の写真を確認。

 

3-2.下塗り塗料に防錆・防食塗料が使われているか確認する

下塗り剤として使用している塗料が錆止め塗料かどうかは確認する必要があります。代表的な錆止め塗料を以下でご紹介いたします。

■ 錆止め塗料例

・エスケー化研株式会社/エポサビマイルド

・日本ペイント株式会社/1液ハイポンファインデクロ

・株式会社アステックペイントジャパン/サーモテックメタルプライマー

錆止め塗料については下記の記事でも紹介しています。参考にされてください。

 

3-3.上塗り塗料の耐久年数はライフプランに適しているか確認する

住宅ストック循環支援事業

いくらしっかり下地処理ができたとしても、仕上げの塗料が3~5年の耐久年数しかない塗料を使用した場合はすぐに再塗装が必要になってしまいます。
次の外壁や屋根、その他のリフォームの時期に合わせられるように耐久年数を選択しましょう。

 

3-4.塗料の塗布量を守っているか確認する

耐久年数が10年や15年の塗料を選んだとしても、施工方法が甘ければその10~15年の耐久年数は持ちません。しっかりと耐久年数を持たせるために必要なのは、塗膜の膜厚です。塗料には基準塗布量という塗る量が設定されており、それが守られて初めて10年や15年の耐久年数が発揮されます。基準塗布量をしっかり守る業者かどうかを見極めましょう。

■確認方法

・メーカーの仕様書で何缶必要か確認

・未開封の上塗り塗料缶数と開封後の空の状態の缶数を写真などに撮影してもらい確認する。

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3-5.外壁・屋根の色に合わせた鉄部色が選ばれているのか確認する

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色決めをする際は、個人の好みで決定しては絶対NGです。とくに鉄部は、既存の外壁や屋根、植栽や地域色などとの関係も考慮しなければならないため、色決めは慎重に行いましょう。業者によっては「カラーシミュレーション」をしてくれるところや、「カラーコーディネーター」という資格をもった方がアドバイスしてくれるサービスもあるので、そういったものをうまく利用して有意義な塗装工事にしましょう。

 

まとめ

鉄部を塗装することで、お家をさらにきれいに見せることや錆による機能低下を防ぐことが期待できるため定期的なメンテナンスがお勧めです。また、鉄部をメンテナンスする際に最も重要なのがケレン作業です。ケレンで既存の錆を取らないと、いくら上から錆止め塗料を塗っても錆の進行は止まりません。ケレンをしっかりやってくれる会社なのかを確認しましょう。

門扉やポスト、雨戸は、外壁塗装や屋根塗装と一緒に業者に頼むと色選びなども相談に乗ってもらえますし費用を抑えることもできます。ワンポイント色が変わるだけでも家の雰囲気が変わり、新しい気持ちにもなれます。ぜひご参考にされてください。この記事があなたの塗装工事の成功にお役立てしてもらえると幸いです。

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