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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁塗装の中塗りは重要工程!美しく仕上げるために中塗りが必要!

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの城坂です 😆

 

外壁塗装の中塗りは重要工程!美しく仕上げるために中塗りが必要!

「中塗りとは、何のこと?」
「外壁塗装に中塗りは必要?」
など、外壁塗装の中塗りについて疑問をお持ちの方も多いでしょう。

外壁塗装には、「中塗り」と呼ばれる塗装工程があります。

◎外壁塗装の流れ(※塗装部分のみ抜粋)
▼下塗り
▼中塗り ←ココ
▼上塗り
下塗り後、上塗り前の塗装工程を「中塗り」と言います。

中塗りは、外壁塗装において非常に重要な塗装工程です。中塗りを塗装せずに、外壁塗装を美しく仕上げることも、塗料の性能を担保することもできません。このあたり、本章で詳しく解説いたします。
この記事では、外壁塗装の中塗りを徹底解説いたします。ぜひ参考にしてください。

 

1.外壁塗装の中塗りとは?

中塗り

外壁塗装の中塗りとは、塗装工程の一つ。
下塗り後、上塗り前の塗装工程を「中塗り」と言います。

―外壁塗装の流れ―

▼足場設置前の現場確認
▼足場の設置
▼高圧洗浄
▼下地処理(補修)
▼養生
▼塗装・下塗り
▼塗装・中塗り ←ココ
▼塗装・上塗り
▼完了検査
▼足場の解体
▼完成

※「中塗り・上塗り」=「上塗り2回」
戸建ての外壁塗装の場合、一般的に中塗りと上塗りには“同じ塗料”を使用します。

そのため、外壁塗装の工程を説明する際、「中塗り・上塗り」ではなく、「上塗り2回」と表現することもあります。「中塗り・上塗り」と表現しても、「上塗り2回」表現しても、塗装内容は同じ。表現方法が異なるだけです。

 

2.これで納得!外壁塗装に中塗りが必要な2つの理由

外壁塗装に中塗りが必要な理由は、以下の2つです。

2-1.理由① 美しく仕上げるため

家

外壁塗装を美しく仕上げるためには、中塗りが絶対に必要です。

中塗りの段階で凹凸等のない平らでなめらかな下地をつくっておくことで、上塗りがキレイに塗れるため、より美しく仕上げることができます。

先述の通り、基本的に中塗りと上塗りは“同じ塗料”で塗装をします。とすると、「わざわざ中塗りと上塗りの2回に分けなくても、1回で美しく仕上げられないのか…?」と思われるかもしれませんが、それは難しいでしょう。
塗料は粘り気があるため、1回で多量の塗料を塗装しようとするとムラになります。どんなに腕の良い職人でも1回で多量の塗料を美しく塗り上げるのは、まず無理です。だからといって少量の塗料で薄く塗装すれば、見た目は美しく仕上がったとしても性能に何らかの問題が生じるはずです。塗装しなければならない塗料の量は明確に決まっているのです(詳細は2-2参照)。

2-2.理由② 塗料の性能を発揮させるため

・外観の美しさを保つ
・家を守る
・防汚性・防水性・遮熱性など(※備えている機能性は塗料によって異なります)
といった塗料の性能を耐久年数の間しっかり持続させるためには、中塗りの塗装が必須です。

なぜならば、ほとんどの塗料製品が「中塗り⇒上塗り」と2回に分けて塗装することで性能を発揮できる設計となっているためです。
※基本的に中塗りと上塗りは“同じ塗料”で塗装をします。

より具体的に解説をすると…
中塗り(決められた塗料の量を塗装)
↓  (決められた乾燥時間を守る)
上塗り(決められた塗料の量を塗装)

ほとんどの塗料製品が「中塗り⇒上塗り」と2回に分けて塗装することを前提として、「塗装する塗料の量」や「乾燥時間」が定められています。これらを守って塗装をすることで、塗料は性能を発揮するのです。

仮に中塗りを省けば、塗料はその性能を十分に発揮することはできないでしょう。場合によっては、早々に塗膜が剥がれるなどの不具合が発生することもあります。ちなみに、不具合は塗装後すぐに発生するとは限りません。塗装後2~3年してから発生することもあります。

[補足]「中塗り」が不要な塗料製品もある

現在、ほとんどの塗料製品は「中塗り⇒上塗り」と2回に分けての塗装が必要な設計となっていますが、近年の技術進歩により、一部「中塗り」が不要な塗料製品も登場しています。

この中塗り不要の塗料製品を使用する場合、当然、中塗りを塗装する必要はありません。「下塗り⇒(中塗りは塗装しない)上塗り1回」で、外壁塗装は美しく仕上がり、塗料の性能を担保することもできます。

3.中塗りに関する“よくある疑問”にプロが答えます!

この章では、多くの施主(消費者)が抱く中塗りに関する疑問に、プロが丁寧に答えます。

3-1.Q「中塗りの色」と「上塗りの色」は異なる色が良い?

「中塗りと上塗りは“異なる色”の塗料を使用するのが良い。なぜならば、“同じ色”の塗料を使用すると、(中塗りと上塗りの)両方を塗装したかどうかが傍目にはわかりにくいため、中塗りを塗装しないなどの手抜き工事をされるリスクがある(手抜き工事をされても気づかない)」といった主張を目にしたという方も多いのではないでしょうか。

結論から申し上げると、中塗りと上塗りは“同じ色”にすることをオススメします。
なぜならば、中塗りと上塗りを異なる色で塗装をすると、以下のデメリットがあるためです。

【中塗りと上塗りを“異なる色”で塗装した場合のデメリット】

●塗料が性能を十分発揮できない可能性がある
一般的に塗料製品は中塗りと上塗りに“同じ色”の塗料を塗装することで、性能が発揮できる設計となっています。そのため、異なる色の塗料で塗装をした場合、塗料の性能を十分に発揮できない可能性があります。

●外壁の劣化が進行した時に、見た目が非常に悪い
劣化が進行し、上塗り塗装が薄くなったり剥がれたりして中塗りの色が見えてしまうことがあります。上塗りとは異なる中塗りの色が見えると、当然、美観が大きく損なわれます。

●塗料代が余計にかかる
中塗りと上塗りを同じ色で塗装した場合と比べて、中塗りと上塗りを異なる色で塗装した場合には余計に塗料代がかかる可能性があります。

具体例で解説をすると…
▼外壁塗装をするのに、塗料缶が1.5缶必要な場合

●中塗りと上塗りを“同じ色の塗料”で塗装(中塗り塗料=上塗り塗料)
必要塗料:3缶塗料缶
●中塗りと上塗りを“異なるの色の塗料”で塗装(中塗り塗料≠上塗り塗料)
必要塗料:4缶塗料缶

※一般的に塗料の購入は缶単位です。0.5缶分といった半端な量の購入はできません。

上記の計算式を見れば、異なる色の塗料で塗装をした場合に、余計に費用がかかる可能性があることは、お分かりいただけるでしょう。

 

マンションなどの大規模な外壁塗装では、あえて“異なる色”の塗料を使用することもあります。なぜならば、塗装範囲が広く、作業にあたる職人も増えるため、中塗りと上塗りを“同じ色”の塗料で塗装すると、(中塗りと同色の)上塗りをどこまで塗装したのかが不明瞭になるなどの問題が生じる可能性があるためです。
しかしながら、戸建ての外壁塗装は規模が小さいため、そういった心配はありません。そのため、上記のデメリットを考慮して、中塗りと上塗りには“同じ色”の塗料を使用するのが一般的です。

とはいえ、「中塗りと上塗りを“同じ色”で塗装すると、中塗りを塗装しないなどの手抜き工事をされるリスクがある、という心配は残るのでは…?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。こちらの対策については、以下3-2にて解説いたします。

[補足]中塗りと上塗りで“異なる色”の塗料を塗装する場合もある

例外として、デザイン性の高い“意匠性塗料”を塗装する場合、中塗りと上塗りに異なる色の異なる塗料製品を使用することがあります。

中塗りで「ベース色」を、上塗りで「塗膜チップを含んだ透明色」を塗装。

 

3-2.Q 中塗りを確実に塗装してもらうためには、どうすればいい?

そもそも中塗りは外壁塗装において非常に重要な塗装工程のため、信頼できる塗装業者であれば、中塗りを省くようなことは絶対にしません。とはいえ、先述の通り、戸建ての外壁塗装の場合、一般的に中塗りと上塗りには“同じ色の同じ塗料”を使用するため、「依頼をした塗装業者が、ちゃんと中塗り塗装をしてくれるだろうか…?」といった心配をされる方もいるでしょう。

確実に中塗りを塗装してもらうための対策として、以下の2つが有効です。

■工事工程表を確認をする
工事工程表とは、塗装業者が作成する外壁塗装工事のスケジュール表。“いつ・どの工程の工事をするのか”が明記されています。確実に中塗りを塗装してもらうためには、まずは、この工事工程表を確認するのがオススメです。
具体的には、工事工程表に、
“「中塗り」の記載があるかどうか(もしくは「上塗り2回」の記載があるかどうか ※1章参照)”
を確認してみてください。記載がある場合には、工事工程に組み込まれているため、まず間違いなく中塗りを塗装してもらえるはずです。工事工程表に記載のない場合には、早めに塗装業者に確認をするのが良いでしょう。

■日々、工事の進捗を確認する
日々、外壁塗装の工事がどのぐらい進捗しているのかを塗装業者に確認するのも有効です。工事中、在宅している場合には、実際に現場に顔を出して、自身の目で進捗を確認するのも良いでしょう。進捗を確認していれば、仮に塗装業者が中塗りを省こうとしたりすれば、敏感に気づけるはずです。塗装業者からしても、進捗を気にしている施主(消費者)を前に中塗りを塗装しないなどの手抜き工事をしようとは、まず思わないはずです。

 

3-3.Q 中塗りと上塗りの間隔はどのぐらいあけるべき?

外壁塗装の流れは、
中塗り
↓ 乾燥
上塗り
となりますが、「中塗りを塗装した後、上塗りを塗装するまでに、どのぐらいの乾燥時間が必要なのか」が気になっている方もいるかもしれません。

ずばり、乾燥時間は各塗料製品によって異なります。
乾燥時間が知りたい場合は、
・塗料製品のパンフレット
・各塗料メーカーのHP|製品ページ
などを見れば、確認できます。

施工間隔

ただし、季節や天候、塗装の状態などによっては、乾燥時間を調整することもあります。たとえば夏などは乾燥が早く、乾燥時間を短縮して作業を進めることも。そのため、パンフレット等に記載されている乾燥時間と異なるなどして疑問に感じることがあった場合には、塗装業者に確認をしてみるのが良いでしょう。

 

まとめ

外壁塗装には、「中塗り」と呼ばれる塗装工程があります。下塗り後、上塗り前の塗装工程を「中塗り」と言います。

中塗りは、外壁塗装において非常に重要な塗装工程です。中塗りを塗装することで、美しく仕上げることができ、塗料も性能を発揮できるのです。

本記事の最終章では、「中塗りの色と上塗りの色は変えた方が良い?」など、よくある中塗りに関する疑問についても、プロが回答しています。ぜひ、参考にしてください。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁塗装の色選びで失敗しないために!押さえておきたいポイント9選

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの城坂です 😆

外壁塗装の色選びで失敗しないために!押さえておきたいポイント9選!

色選び

私の好きな色はあるけど、お家の外壁や屋根の場合ってどうなんだろう?
家族はそれぞれ「赤がいい!」「緑がいい!」と話しているけど、
一度塗ったら簡単に塗り替えられないし、近所の目もあるから失敗だけはしたくないな。。。どこに気をつければいいんだろう?
外壁塗装の色選びをされている方の中には、このように悩まれている方も多くいらっしゃると思います。

確かに、お洋服やバッグ、お気に入りの靴のように、”好きな色”という理由だけで外壁の色を選ぶと思いもよらない失敗が待ち受けていることがあります。

本記事では、そんな外壁塗装の色選びでのポイントをまとめております。
外壁塗装の色選びを始める前にぜひご参考にされてみてください。

1.外壁塗装の色選びはポイントを押さえておくことが重要

色選び

人生に数回しかやってこない、大切なお家の塗り替え。毎日見る我が家をお洒落に、思い通りに蘇らせたいと多くの人が思われていると思います。

そんな願いを叶えイメージ通りの外壁塗装をする上で、一番難しいのは「完成するまで実物を見ることが出来ない」という所にあります。
外壁塗装の契約をしてから着工するまで、会社や季節にもよりますが早ければ2週間ほどです。その間に納得がいくまで熟考して色を決める為には、事前にポイントを押さえて予めイメージを膨らませておくと効果的です。

塗料の色選びには、基本的にメーカーが出している色見本帳を使いますが、小さいチップから色を決めることになります。その小さいチップのみで色を決めてしまうと、後々失敗してしまったり、100%満足が出来ない外壁塗装になってしまいます。

心から満足出来る色でお家を蘇らせるためにも、色選びの前にいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。第2章ではそのポイントをご紹介いたします。

 

2.失敗しないために押さえておきたい外壁塗装の色選びのポイント

2-1.【ポイント①】面積の大小で色の見え方は変わる

ピンク

上記の2つのピンクの四角を見比べてみてください。
どちらのほうが色が濃く(鮮やかに)見えるでしょうか?

ほとんどの方は「大きい方」と感じられたのではないでしょうか。実際は、全く同じ色が使用されています。

これは面積効果という色の特性に起因するものです。
基本的に、面積が大きいほど明るい色はより明るく、鮮やかな色はより鮮やかに、暗い色はより暗く感じます。

これを知らずに色を選んでしまうと、「思ったよりも派手になってしまった・・・」「想像よりもメルヘンチックになってしまった・・・」と完成後に感じてしまう事になります。

【まとめ】
□イメージを掴むために、大きい塗板見本カラーシミュレーションを業者に依頼する
□色味のズレを踏まえて、1トーン薄い色を選ぶ

塗板見本色見本

2-2.【ポイント②】色を選ぶシチュエーションに留意する

2-1での「面積効果」を注意しても、選んだ色と出来上がりが微妙に違うと感じることがあります。その理由として、面積効果の他に、「光源色の差」「反射率」という2つの作用が挙げられます。

下記の2つの写真をご覧ください。

色の見え方比較

上記写真は、一般蛍光灯と高演色蛍光灯という2種類の光源での見え方の差を実験しています。光源から発せられた光が対象物に反射して人間の目に届くことで、私達は「色」を認識しています。(下図参照)

色の見え方

つまり、蛍光灯の下で見た色と、屋外で見た色では光源が違いますので、色の見え方が変わります。
さらに、屋外で見る場合も、朝、昼間、夕方と日の照り方で色味は変化します。
一般的に、反射率の高い晴れの日は明るく感じ、夕方は太陽が赤みを帯びるために色味が変化します。

光の反射

ポイント【まとめ】
□色を見る時は、蛍光灯の下だけでなく、屋外でも確認をする
晴れの日、曇りの日、夕方など様々なシチュエー
ションで確認する

2-3.【ポイント③】色の艶による差に留意する

落ち着いた感じにしたかったのに、仕上がりを見たら家がテカテカ光ってて安っぽく見える・・・こんな失敗事例もよくあります。これは塗料の「艶(つや)」に起因する失敗です。

2-2にて、色の見え方が「反射光」に大きく左右される事をお伝えいたしましたが塗料の「艶(つや)」は反射光に大きな影響を及ぼします。
外壁に使用する塗料には「艶あり」「3分艶」「艶なし」など様々な種類があります。

艶比較
左:艶あり    右:艶なし

 

「光沢度」「マット感」という言葉で表現すると耳馴染みがあるかもしれません。艶消しと呼ばれる材料は、表面に微細な凹凸をつけることで艶(=反射光)を拡散させ、落ち着いた印象の見え方になっています。

光の反射

ポイント【まとめ】
□塗料を選ぶ際には、その商品の艶の有無も確認する
□不安であれば、実際に使用する塗料の塗板見本を業者に依頼し、質感を確認する

2-4.【ポイント④】街並みや風情を考えて色選びをする

京都などの歴史的建造物が多い所に行くと、コンビニの看板が普段見慣れている色でなく、落ち着いた色やデザインになっていることがあります。

街並みや風情にあわせたデザインになっている訳ですが、実はこのようなケースの多くは、店舗側が自主的に対処しているのではなく、各自治体の【景観法】に則っておこなっています。

景観法

景観法は各自治体によって様々ですが、実際に一般住宅で強い規制が掛かることはほとんどありません。

しかし、「私の大好きな赤一色で全面塗装したい!」「風水から考えてお家は黄色に塗り替えよう!」というような個人(世帯)の趣味嗜好だけでなく、「私の街の雰囲気ってどういう感じ?」「この通りってどういう色のお家が多い?」など、近隣や街並みの風景と馴染むかどうかという視点も、外壁塗装の色選びの際には大切なポイントであるといえます。

ポイント【まとめ】
□色を選ぶ際は、街並みや風情に馴染むかどうかという視点も持っておく
□原色などの鮮やかで目立ちすぎる色の使用の際は特に注意が必要

2-5.【ポイント⑤】汚れがつきやすい色に留意する

お家の外壁は、どんなに高価な塗料を選んでも、汚れはいずれ必ず付いてしまいます。立地条件などによっては、想定する耐久年数よりも早く汚れや苔が目立ってしまう場合もあります。さらには塗り替えた後の色次第で、「塗り替え前よりも汚れが目立つようになった」と感じるケースも出る可能性があります。

色には「汚れが目立ちやすい色」「目立ちにくい色」があります。

【汚れが目立ちやすい色】
1.白色
2.黒色
3.白や黒に近い色

【汚れが目立ちにくい色】
1.グレー
2.ベージュ系
3.薄いブラウン系

これは、外壁に付く汚れの多くが【中間色】であることに起因します。
中間色とは、純色に灰色を混ぜた色のことを指します。土やホコリの多くが中間色であることから、これらに近い色は必然的に汚れが目立ちにくい、というわけです。
色とは直接関係はありませんが、汚れに強い、雨などでセルフクリーニングする機能を有する塗料もあります。

汚れが特に気になる方は、色と併せて塗料の種類にもこだわると良いかもしれません。

ポイント【まとめ】
□外壁に付く汚れの多くは【中間色】
□中間色から遠い白や黒は汚れが目立ちやすい

2-6.【ポイント⑥】退色しやすい色があることに留意する

空

お隣さんと築年数も塗装時期も同じなのに、色あせの進み方に大きな差が出てしまうことがあります。もしそうなってしまうと、不良施工?材料の問題?と思われる方も多いと思います。
確かに、その可能性もゼロではありません。しかし、色選びでも同様の現象が起こる可能性があります。そもそも何故、色あせが起こるのでしょうか。

色あせの最大の原因は「紫外線」です。

窓際などに陳列された本やポスターが退色してしまっている様子はよくご覧になるかと思います。

色あせ

また、色には退色しやすいものと、そうでないものがあります。
専門的に言うと、塗料の色の元となる【顔料】は、原子同士が結合することにより構成されています。この原子同士の結合力は色によって異なり、結合力を超える力が外部から作用することにより色あせが起こります。

【色あせしやすい色】
1.赤色
2.黄色
3.紫

赤黄紫
最も色あせが起こりやすい色は、結合力が弱い窒素原子を多く含む赤色系。続いて黄色系、紫色系と続きます。これらは原色に近づくほど色あせを起こしやすくなり、このように顔料を多く含む鮮やかな色は特に気をつけて選んだほうが良いでしょう。

【色あせしにくい色】
1.白色
2.黒色
3.青色

白黒blue

白色の顔料は酸化チタンという無機顔料であるため、紫外線の影響を最も受けにくい色となります。
黒色の顔料はカーボンブラックなどから生成されており、強固な炭素結合であるため、こちらも紫外線の影響を受けにくいと言えます。
青色は原色の1つですが、元素の結びつきが強く、退色しにくいという特性を持っています。

point【まとめ】
□色によって色あせをしやすいものとそうでないものがあることを踏まえて外壁塗装の色選びをする

2-7.【ポイント⑦】配色調和と配色構成に留意する

外壁塗装をする際、多くのお住まいで同時に屋根塗装をおこないます。「外壁は奥さんに選んでもらって、屋根は子どもたちに選んでもらおう」というように選ぶと、バランスが取れずに失敗をしていまうことがあります。
失敗を防ぐには、自宅の形状から考えて、外壁と屋根がどれぐらいのバランスで見えているのか、それも踏まえて全体的にどんなイメージにしたいのか、を考えて選ぶ必要があります。
具体的には【配色調和】と【配色構成】という2つの考え方があります。

【配色調和】とは、簡単な言葉に置き換えると【色の組み合わせ】ということにあります。色味を合わせてまとまる配色にしたり、対比をバランスよく配置して際立たせたりと、その組み合わせは様々で、それによりお家のイメージも大きく変わってきます。

 

配色 配色

【配色構成】とは、使う色を決めた後に、その構成比を決めることをいいます。

配色

主に、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの3種類から構成され

ベースカラー  :外壁(全体の約70%)・・・全体のイメージを決定づける。
アソートカラー :屋根や塗り分ける時の外壁(全体の約25%)・・・安定させる役割。
アクセントカラー:車庫の色やテラス、ドアの色(全体の約5%)・・・変化をつける役割。

となっています。イメージを決めたら、どこの部分にどの色を持ってくるか、ということも合わせて考える必要があるのです。

point【まとめ】
□部位別に考えずに、全体的なコンセプトを考える
□統一と変化のバランスを考えて配色を決める

2-8.【ポイント⑧】カラーシミュレーションなど資料を印刷する機械による色味の違いがある

冒頭でお伝えしたとおり、色見本だけで我が家の塗り替え後をイメージするのは難しいものです。その一つの解決方法として、2-1でお伝えしたカラーシミュレーションというものがあります。

ところが、あまり頼りすぎると、「あんなにシミュレーションしたのにどうして仕上がりが微妙に違うの!」と施工業者にクレームをつけてしまう方もいるようです。

なぜカラーシミュレーションまでしたのにそのような事が起こるのでしょうか?
それは、使う印刷機、インク、画面、紙によって微妙に色味が異なるからです。
配色

カラーシミュレーションはあくまで「イメージを掴むため」に使うツールだということを認識しておきましょう。

【まとめ】
□カラーシミュレーションは「イメージを掴む」ために使う
□イメージが固まったら、色見本や塗板見本などで色を決定する

2-9.【ポイント⑨】新築時のデザインを残す塗装方法もある

近年のサイディング(外壁材の一種)はデザインも多種多様で、オシャレなものが多くなっています。そういったオシャレな多彩模様のサイディングを塗りつぶしてしまうと、以前の外壁とは全く違うイメージのお家になってしまいます。

サイディング

「新築時のデザインが好きだから残したい」とお思いの方もきっと多いことでしょう。実は、今の外壁のデザインをそのまま残す方法があります。
それが「クリヤー工法」と呼ばれるものです。その名の通り、今の外壁に透明な塗料を塗って外壁を保護する工法です。

図工の授業などで木の上にニスを塗った事が皆さんあるかと思いますが、イメージとしてはそのような感じです。
クリヤー塗料には色の元となる顔料などの有機物が入っていないため非常に耐久性も高いものになります。

しかし、このクリヤー工法にも注意点があります。

一番の注意点は、「劣化が激しい外壁には使用不可」ということです。
詳しくは施工業者に現場調査を依頼した時に検査をしてもらう必要がありますが、簡単に言えば「チョーキング」の有無がサインになります。
ご自宅の外壁を手で軽く擦った時に、チョークの粉のように色が手についた場合はチョーキングが発生しているということです。
その場合はクリヤー工法は適用出来ない場合が多いのでご注意ください。

配色【まとめ】
□外壁は塗り替える以外にも、デザインそのままの「クリヤー工法」がある。
□既存外壁の劣化が激しいと施工不可となるので、早めの塗装がおすすめ。

 

3.迷った時は実際の外壁塗装の事例を参考にする

ここまで読んで頂くと、外壁・屋根塗装の色選びが実に難しく、どうやって決めてよいか不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。

そんな際には、是非実際に外壁・屋根塗装をされた事例を見て、自宅に似ている形状のものや好きな配色のものを参考にされることをおすすめいたします。

 

まとめ

外壁塗装の色選びは、様々な考慮すべきポイントがあることがおわかりいただけたでしょうか?
実際に外壁塗装の色を選ぶときには、上記9つのポイントや外壁塗装の事例などを参考にされながら、後悔のないようにご家族でじっくり話し合って決められることをおすすめいたします

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁を長持ちさせたい方へ|長持ちする外壁材&必要なメンテナンス

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

「家の外壁を少しでも長持ちさせたい」と思っている方も多いのでは?

気になるのは、「そもそも、どの外壁材が長持ちするのか?」でしょうか。なかには、「現在住んでいる家の外壁を長持ちさせる方法が知りたい」と情報を探っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで、今回のブログでは、
・長持ちする外壁材の種類ついて(1章)
・外壁を長持ちさせるために必要なメンテナンス・点検(2章)
の順で、プロが徹底解説いたします。

1.プロが教える!長持ちする外壁材の種類

様々な外壁材の種類がある中で、「そもそも、どの外壁材が長持ちするのか?」が気になっている方も多いのでは?

「メンテナンスをしない状態で、どのぐらい外壁材が持つか」をまとめたのが、下記の表になります。
※メンテナンス周期の目安が長いほど、メンテナンスをしない状態で外壁材が長く持つことを意味します。

[外壁材の種類別|メンテナンス周期の目安]

外壁材の種類 メンテナンス周期の目安
窯業系サイディング 7~8年程
金属系サイディング 10~15年程
木質系サイディング 約10年
樹脂系サイディング 10~20年程
モルタル 8~10年程
ALCボード 10~15年程
タイル 約20年

上記はあくまで「目安」になります。住まいの環境や各外壁材製品などによっては上記メンテナンス周期と大きく異なることもあります。各外壁材製品のメンテナンス周期については、HPやパンフレット等でご確認ください。

メンテナンスをせずに最も長く持つのは、タイルです。タイルは経年による劣化や変質が起こりにくく、メンテナンスの手間があまりかからない外壁材と言われています。次いで、長持ちするのは樹脂系サイディング、金属系サイディングやALCボード…と続きます。

一つ、誤解のないようにお伝えしておきたいのは、定期的メンテナンスをすれば、どの外壁材を選んでも、上記のメンテナンス周期以上の年数、外壁材は長持ちするということ。

とすると気になるのは、「メンテナンスをしたうえで、長持ちする外壁材はどれか…?」かもしれません。しかしながら、メンテナンスをしたうえで、どのぐらいの耐久性を保持できるかは、メンテナンスの頻度や内容、住まいの環境等の要因も大きく影響するため、残念ながら外壁材の種類だけで判断するのは難しいです。

そこで「家の外壁を少しでも長持ちさせたい…」という場合は、上記の「外壁材別のメンテナンス周期の目安」や「各外壁材製品の耐久性等」を踏まえて外壁材を選ぶとともに、定期的なメンテナンスをすることを考えるのが賢明です。
※メンテナンスについて詳しくは、2章を参照ください。

2.外壁を長持ちさせるために!押さえておきたいメンテナンス&点検のこと

外壁材の種類にかかわらず、外壁を少しでも長持ちさせるためには、メンテナンス&点検をする必要があります。

[外壁を長持ちさせるために必要なメンテナンス&点検]
・掃除(2-1)
・定期点検(2-2)
・シーリング補修(2-3)
・塗り替え(2-4)
※詳しくは、下記の各章を参照ください。

2-1.外壁の劣化進行を抑える効果もある「掃除」

掃除

外壁を長持ちさせるのに、定期的な掃除が有効です。
「掃除…?」と意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、掃除を“する”のと、“しない”のでは外壁の持ちが変わってくるのです。

そもそも多くの外壁には「塗装」が施してあり、塗装が防汚性、遮熱性、防水性、防カビ性(備わっている性能は外壁によって異なります)などの性能を発揮することで、劣化の進行を抑えています。しかしながら、外壁が汚れる=塗装が汚れると、十分にその性能を発揮できなくなるため、劣化が加速度的に進行してしまうのです。

そこで、有効となるのが掃除です。定期的に掃除をして塗装の汚れを落とせば、塗装がその性能を発揮できる期間が長くなるため、それだけ劣化の進行が抑えられ、外壁は長持ちします。

また、定期的な外壁の掃除には、
・汚れがこびりつく前に簡単に落とせる
・見た目にもキレイな外壁の状態を長く保つことができる
といったメリットもあります。

ちなみに、お住まいの外壁汚れは自身で掃除することも可能です。外壁を傷つけないように、洗車用などの柔らかいモップやブラシを使って掃除をする事をオススメします。近年、家庭用の高圧洗浄機等も手に取りやすい価格で販売されているので、そういった機械を使ってもよいでしょう。

ただし、高所にのぼっての作業が必要な場合は、危険です。プロへ依頼しましょう。
※はしごなどを使って作業をするのは大変危険なので、絶対にやめてください。

プロに依頼した場合の費用相場は下記の通りです。

掃除(高圧洗浄)費用の目安  100~300円/㎡

※足場を組む必要のある場合は、別途、足場費用がかかります。

 

2-2.外壁を長持ちさせたいなら「定期点検」は受けた方がいい

外壁を長持ちさせるためには、外壁の状態を定期的にプロに診てもらう「定期点検」を受けることも重要です。「わざわざ診てもらうなんて面倒…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、受けられる定期点検があれば、必ず受けましょう。

なぜならば、外壁に何等かの劣化や不具合があっても、自身では気づくのが難しいためです。自身では重大な不具合に気づかず、放置してしまうと、場合によっては、本来は持ったはずの期間すら持たず、早々に外壁を取り換えなければならなくなってしまうことも(2-5)。
“本来は持ったはずの期間すら持たなかった…”といった事態にならないように、定期点検は積極的に受けるのが賢明です。

新築の場合、ハウスメーカーなどが定期点検を実施してくれるケースが多いようです。もしくは、塗装工事等をしたことがあれば、多くの塗装業者が定期点検を実施してくれるはずです。

上記、どちらにも該当しない場合は、新たに塗装業者等に「外壁の診断」を依頼するという手もあります。新たに塗装業者等に診断を依頼した場合も、定期点検と同じように、プロが外壁の状態を診てくれます。診断だけなら無料で対応してくれる業者も少なくありません。一度見てもらいましょう。

2-3.外壁を長持ちさせるために「シーリング補修」は必須

外壁を長持ちさせるためには、外壁材と外壁材の間、サッシと窓ガラスの間などに使用されるシーリング(コーキング)の補修は必須です。
※樹脂系サイディング、モルタルの外壁の場合、シーリングを使用していないため、シーリングの補修は不要です。

シーリングは外壁材よりも早々に劣化が進行します。シーリングが劣化すると、劣化箇所から雨水が入り込み、外壁材の木部が腐食してしまうことがあります。また、劣化したシーリング箇所から浸入した雨水は、住まい内部に浸入してしまう可能性も。
こうした事態を引き起こさないためには、シーリングに下記のような劣化症状がみられる場合に、早々に補修を検討することが重要です。

■補修が必要なシーリングの劣化症状

シーリング補修は、約5~10年周期が目安です。

劣化の症状


ひび割れ


破断


剥離

プロに依頼した場合の費用相場は下記の通りです。

シーリングの打ち替え 900~1,500円/m

※足場を組む必要のある場合は、別途、足場費用がかかります。

2-4.定期的に「塗り替え」をすれば外壁は長持ちする

外壁

外壁を長持ちさせるために、定期的な「塗り替え」は絶対に必要です。

外壁は時間の経過とともに、さまざまな劣化症状がみられるようになります。この劣化症状を放置すると、外壁材が早々にダメになってしまうだけでなく、場合によっては、住まいの躯体まで劣化してしまうことも(3章)。

そのため、外壁に劣化症状がみられるようになったら、早めに塗り替えを検討しましょう。外壁材を補修し、塗り替えをすることで、外壁材を長持ちさせることができます。

具体的には、下記のような劣化症状がみられるようになったら塗り替え時期です。

[塗り替えが必要な劣化の症状]

劣化の症状

ひび割れ
0.3mm以上のひび割れ

色あせ
色あせ

チョーキング
チョーキング
(外壁を手で触ると、粉状のものが付着する状態)


塗膜のはがれ

サビ
錆(さび)の発生

カビ、コケ
カビ・苔(こけ)・藻の発生

 

 

2-5.【補足】外壁の劣化が進んでいる場合は「重ね張り」「張り替え」を検討すべし

外壁の劣化が進行してしまっている場合、既存の外壁をメンテナンスによって長持ちさせることは、もはや不可能です。そのため、「重ね張り」もしくは「張り替え」を選択することになります。

具体的には、
・雨水が外壁材の中に浸入してしまっている
・外壁に欠損や反り、割れなどが所々にある
・外壁材の使用年数が30年以上
などの場合、重ね張りもしくは張り替えを行ないます。

■重ね張り

重ね張り
既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する工法


■張り替え

張替え
既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する工法

プロに依頼した場合の費用相場は下記の通りです。

重ね張り 150万円~
張り替え 200万円~

 

3.家の寿命を延ばす!?外壁の点検&メンテナンスの重要性

2章にて、外壁を長持ちさせるためには点検・メンテナンスが必要であることをお伝えしてまいりましたが、外壁の点検・メンテナンスは、外壁だけでなく、住まいを長持ちさせることにもつながります。

仮に外壁の点検・メンテナンスをしなければ、外壁の劣化は進み続け、いずれは住まい内部に雨水の浸入を許すようになります。そうなると、住まい内部に入り込んだ雨水によって躯体が腐食するようになります。すると住まいはあっという間に寿命を迎えてしまうでしょう。

住まいの躯体を守るためには、外壁の点検・メンテナンスをすることも重要なのです。

 

まとめ

「家の外壁を少しでも長持ちさせたい」と思っている方に向けて、長持ちする外壁材の種類(1章)、外壁を長持ちさせるために必要なメンテナンス・点検(2章)について解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

「家の外壁を少しでも長持ちさせたい…」という場合は、「外壁材別のメンテナンス周期の目安」や「各外壁材製品の耐久性等」を踏まえて外壁材を選ぶとともに、定期的な点検・メンテナンスを受けることをオススメいたします。

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